今井 裕之
関西大学外国語教育学研究科へようこそ！
関西大学外国語教育学研究科は、「外国語教育学」を研究科名に掲げる国内初の機関として2002年4月に開設されました。外国語教育学を科学的に研究する博士課程前期課程（修士）・後期課程（博士）を擁し、1学年の定員は前期課程25名、後期課程8名の比較的大規模な大学院であり、20周年を迎えた2022年現在までに、447名の修士号取得者、36名の博士号取得者を輩出してきた研究科です。
Cross the boundaries.
本研究科の教育課程の特徴は、言語教育研究を基盤としつつ、3つの領域（外国語教育学、異文化コミュニケーション学、通訳・翻訳学）それぞれ固有の理論と実践を研究できる点にあります。また、英語、中国語、日本語、朝鮮語、ドイツ語など、多様な言語での研究が可能なことも特徴と言えるでしょう。近接する研究分野や言語の境界線を越えて、自分の研究関心を広げることができる教育環境は、異なる視点と出会い、新しい可能性を生み出す学びの機会になります。
翔び立て！世界へ！
さらに、20周年を迎えたことを機に、2023年度から「リモート履修制度」を開始し、博士課程前期課程は日本国内のどこからでも、後期課程は世界中のどこからでも履修することができるようになりました。これまで関西大学までの通学時間など、距離・時間的な制約から大学院進学をためらっていた皆さんも、ぜひ一歩踏み出してはいかがでしょうか。パンデミック以来、ご存知のように学会をはじめとして、多くの学術交流のオンライン化が急速に進んでいます。世界中のどこからでも、どこへでも学びの機会を求めることができるボーダーレスな研究環境作りに貢献し、多くの研究者が世界中のいろいろなところで活躍できるよう支援することも、本研究科の未来だと考えています。
学びに期限はない anytime, anywhere
本研究科の平均的な大学院生像を語ることは無意味と言えるほど、学生の構成は多様性に富んでいます。研究分野も研究言語も多様なように、研究する大学院生もまた、多様な経験や知識を持つ人々で、年齢層の幅も非常に広いです。学びに期限はありません。強い研究関心があれば、もう迷ったり、待ったり、諦めたりせず行動しませんか。