5年生いのちの授業「依存症とこころの健康」

関西大学初等部では児童の心と身体の健やかな成長を願い、「いのちの授業」を実施しています。1年生から6年生までそれぞれの発達段階に合わせたテーマを取り上げ、自分の心や身体を守ることの大切さや一人ひとりが大切な存在であることを学ぶ時間です。


11 月14 日(火)の5 年生の授業は、大阪府こころの健康総合センターの方にお越しいただき「依存症(薬物乱用防止含む)」と「こころの健康」をテーマにお話をしていただきました。

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依存症は違法薬物だけでなく身近にある医薬品やたばこ、インターネットやスマートフォン、ゲームでも依存します。また、特別な人だけが依存するわけではなく意思が弱いからというわけでもありません。身近な問題からお話をしていただき、子どもたちは自分事として考え取り組んでいました。

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脳の仕組みや科学的データを含めたお話から、依存症の予防に役立つ大切なことについて学びました。


次の時間は「こころの健康について考えよう」をテーマにストレスについて分析しました。まずは自分のストレスに気づくこと、その対処法、自分ならどうするか、ということを考えていきました。
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最後に簡単にできるリラックス法について体験しました。「これなら自分でもできる」という感想もあり、ストレスとうまくつきあっていくヒントを教えていただきました。

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心の健康を守るためには、自分の心の状態を知ること、ストレスの対処法を知っておくことの重要性を学びました。

子どもたちの感想を一部紹介します。
「身近にないようで意外と身近にあるものだったから、気をつけないといけないと思いました」「依存症は自分ではコントロールできないから、依存症になる前にゲームの時間を決めたり早めに休みを取ったりしたいです」「心にストレスがたまると生活リズムが乱れるので、心の健康を大切にしたいです。イライラするのもなくして、いつも嬉しいという気持ちを大切にしたいです」