出張授業を受講しました(5年生)

10月25日、5年生が5~6時限の社会の授業で、伝統工業「京扇子」の出張授業を受講しました。
「大西常商店」から若女将の大西里枝さん、「大西京扇堂」から大西将太さんにゲストTeacherとして来ていただき、京扇子の歴史や、材料などを学び、扇子作りも体験させていただきました。
「大西常商店」さんの大西里枝さんは、伝統を受け継ぎつつも、今の時代に合わせた商品開発でも努力されていて、先日テレビでも特集されるなど業界で活躍されている方です(実はこの放送を見て、出張授業を依頼し、快く受けていただいたため実現した出張授業でした)。
また、「大西京扇堂」は、江戸時代の天保年間に創業した伝統のあるお店です。
扇子には主に檜扇子と蝙蝠扇子の2種類があること、また、檜扇子はもともと、紙が貴重だった頃、ノート代わりとして役人が使っていたものだということ、また、昔金具がなかった頃には、鯨の髭を材料として使っていたことなど、興味深いお話をたくさんしていただきました。
さらに授業の後半は、扇子作りの体験もさせていただきました。
細やかな作業に四苦八苦するも、一つの扇子を作るのにたくさんの職人の手がかかっていることを知り、世界に誇る日本の物作りのきめ細やかさも身をもって体感することができました。
授業後、大西里枝さんと、大西将太さんとお話させていただいたとき、5年生の話を聞く姿勢のすばらしさ、質問の多さから意欲の高さ、挨拶の言葉の質の高さなどを褒めていただきました。