数学者の森田真生先生のお話会を開催しました(1・2年生)

9月8日に、数学者の森田真生先生をお招きして、1・2年生合同でお話会を開催しました。

森田先生がこの秋出版された「アリになった数学者」という絵本は、数の意味を考えるお話です。

その絵本にちなみ、今年は低学年にもお話会をしていただきました。

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「数」という概念は、その必要性に応じて形作られるそうです。ですから目の前の一つのものしか見る必要のないアリにとっては、数は必要ないのです。また当たり前だとおもっている「1+1=2」も当たり前ではなく、例えば粘土だとひとかたまりになってしまうので、2とはいえないこともあります。「え?」という新しい考え方にみんなびっくり。でも、子どもらしい感性で受けとめ、感心して聴き入っていました。

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数字がどうして今の形をしているのか、いつどこで作られたのか、人間と数字の関係など、数の世界の奥深さに触れることができた1時間でした。