文化鑑賞会を開催しました。
12月4日(金)に、阿波人形浄瑠璃「平成座」をお招きして、浄瑠璃鑑賞と浄瑠璃体験を行いました。
浄瑠璃鑑賞の演目は、「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と「傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)」です。「三番叟」は祭礼や祝席で上演される祝儀曲で「寿式三番叟」は二人の三番叟が、曲に合わせて連れだって踊ります。「傾城阿波鳴門」は、父母恋しさにはるばる尋ねてきた娘に、母だと名乗らず涙をのんで別れる場面までを上演していただきました。
口上と三味線に合わせて人形遣いに操られた人形が、ころころと表情を変える姿や、まるで感情を持っているかのようにさめざめと泣く姿など、普段あまり見る機会のない人形浄瑠璃の世界に、子どもたちはすっかり魅了されました。
【寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)】
【傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)】
浄瑠璃体験では、各クラスから選ばれた子どもたちが、人形遣いと三味線に分かれて練習をしました。それ以外の子どもたちは口上と太夫語りを練習しました。
その後、子どもたちで「傾城阿波鳴門」の一場面の上演を体験しました。数十分間の練習でしたが、みんなとても上手に演じることができました。
今回の上演で、子どもたちは、日本の伝統文化の魅力や奥深さを理解してくれたと思います。