大学院法学研究科博士課程前期課程(高度職業人養成コース)2回生の大河原希佳さんが一般財団法人日本刑事政策研究会の「令和6年度刑事政策に関する懸賞論文」(読売新聞社共催、法務省後援)において佳作入賞しました。
入賞については、2025年1月25日の読売新聞朝刊で報道されました。
大河原さんは、懸賞論文のために、「地域における再犯防止と有効性の検討――重層的支援体制推進事業の活用――」と題する論文を執筆しました。
この論文は、豊田市が社会福祉法106条の4に基づく重層的支援体制整備事業を犯罪者の社会復帰支援策として活用した例を紹介し、地方公共団体による再犯防止策を提案したものであり、独創的で大変優れたものでした。
この論文には、大河原さんが学部時代に犯罪と刑罰を取り扱う刑事学ゼミに所属する中で刑務所や少年院における犯罪者の処遇について英語文献を渉猟して研究を行った成果も盛り込まれています。
この懸賞論文は、第一線の研究者と実務家によって審査される伝統のあるものです。
大河原さんの論文が入賞したことは、大河原さんの研究の質の高さが外部からの客観的評価により裏付けられたことを示しています。
大河原さんの今後の活躍を期待しています。
○ 一般財団法人日本刑事政策研究会の懸賞論文のページ
http://www.jcps.or.jp/prize_essay/index.html
○ 大学院法学研究科のページ