2024年7月12日、中国の重慶大学の鍾准(ジョン・ジュン)准教授をお迎えし、"Japan-China Relations in Overseas Railway Construction: Differentiated Competition, Similar Challenges" と題する学術講演会を開催しました。
約25名の学生・一般の方が参加しました。
講演では、海外鉄道建設をめぐる政治経済について、国際規範というより政治的な側面と、国際標準作りというより技術的な側面から分析する視点が提示されました。また、インドネシアにおけるジャカルタ・バンドン間高速鉄道と、インドにおけるムンバイ・アーメダバード間高速鉄道が事例として取り上げられ、日本と中国の競合関係、そして両者が直面している共通の課題についての分析がなされました。質疑応答の時間には活発な議論が行われました。
今日の東アジア・東南アジアの政治経済について考えるうえで非常に重要なテーマについて、中国の大学の先生からお話を直接うかがうことができ、参加者にとって大変貴重な機会となりました。