法学部では、次のとおり学術講演会を開催いたします。
ご視聴については特に制限はございませんので、ご関心のある方のご来場をお待ちしております。

【日時】2024年11月27日(水)10:4012:10

【場所】千里山キャンパス 第1学舎5号棟E502教室

【講演タイトル】

「日本における「秘密特許制度」の導入について」

【講演者名】

八木 雅浩 氏(経済産業省資源エネルギー庁長官官房国際原子力技術特別研究官 兼 廃炉・汚染水・処理水特別対策監、前国際原子力機関(IAEA)原子力エネルギー局廃止措置・環境修復課上級原子力技術官)

【講演概要】

日本では、令和651日より、経済安全保障推進法に基づいて、特許出願非公開制度が導入された。同法では、特許出願内容が公になることで、国家及び国民の安全を損なう事態を生ずるおそれがある場合は、「保全指定手続」により、出願公開、特許査定及び拒絶査定といった特許手続を留保するとともに、公開を含む発明の内容の開示やそれと同様の結果を招くおそれのある発明の実施を原則として禁止、かつ、特許出願の取下げによる離脱も禁止するとなっている。公開を原則とする特許出願が経済安全保障の観点から非公開にされるという同制度の創設について、長年研究を続けてこられた講演者を招き、制度の意義と課題について出席者と共に考えたい。

【事前申し込み】不要

【参加者の制限】なし