小嶋健太ゼミの学生が地方議員や企業経営者向けに研究成果を発表しました

小嶋健太ゼミの学生(4年次生 大平皓資さん)が、吹田市議会議員の石川勝様が代表を務める日本政経会(J-PANDE)の定例会にて、研究成果を発表しました。大平さんたちのグループは、ある企業様からご提供いただいた社員の方々の人事データを用いて、企業内に存在する男女間賃金格差の要因を統計的に明らかにしました。

女性活躍推進法の改正により、多くの企業で男女の賃金差の公表が義務化されていますが、単純な平均値の比較のみでは当該企業の内部においても外部の投資家等においても有益な指標とはなりません。社内の人事データを分析することによって、賃金格差がどのような要因によって説明されるかがわかるため、女性の活躍に向けた人事制度の見直しにつなげることができます。

大平さんたちのグループによる研究はひとつの企業の事例に過ぎません。今後、同様の分析がほかの多くの企業でも実施され、日本の女性のさらなる活躍に向け前進することを期待して、分析手法の基本的な考え方も報告しました。会場には地方議員や企業経営者の方々が多数参加されており、今後の女性活躍へのヒントを得られたと好評でした。

研究に全面的にご協力いただいた企業様、研究成果をアウトリーチする機会を提供いただいた石川勝様、誠にありがとうございました。

 【記事・写真提供:小嶋 健太 准教授】

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