山口 洋平 ゼミ
- 歴史・思想コース

ゼミの内容について

本ゼミでは、政治、法律、雇用、金融など、私たちの社会を支えている制度やルールについて考えます。たとえば、選挙制度は政治家や有権者の行動にどのような影響を与えるのか、法律や罰則は不正や犯罪をどのように抑止するのか、就職活動のルールは学生や企業の行動をどう変えるのか、創業を支える金融制度にはどのような役割があるのか、といった身近な問いを扱います。
これらのテーマについて、本ゼミでは主にゲーム理論とデータ分析を使って考えていきます。ゲーム理論とは、人や企業、政府などが、相手の行動を予想しながら意思決定する状況を分析するための考え方です。また、データ分析は、社会で実際に起きていることや、制度・政策の効果を客観的に捉えるための方法です。
どちらも最初から高度な知識を求めるものではありません。基礎的な考え方から学び、簡単なモデルやデータの読み取りを通じて、社会の問題を自分なりに分析できる力を身につけることを目指します。
研究活動の進め方

ゼミ活動は、グループワークを中心に進めます。前半では、ゲーム理論やデータ分析の基本を、演習を通じて学びます。数式やデータの扱い方に苦手意識がある方でも取り組めるように、基礎から段階的に進めていきます。
基本的な考え方に慣れてきた段階で、グループごとに関心のあるテーマを選び、問いの立て方、資料やデータの集め方、分析の進め方、発表スライドの作成方法などを学びながら、卒業論文につながる研究を進めていきます。
ゼミ生が行った研究のテーマ
これまでゼミ生は、以下のようなテーマに取り組んでいます。
- 日米同盟における日本の後方支援選択に関するゲーム理論分析
- 入試不正市場に関するゲーム理論分析
- 大阪府の廃業率は何によって説明できるのか:都道府県パネルデータを用いた分析
- なぜ就職活動は早期化するのか:ゲーム理論とデータによる分析

扱うテーマは、政治、法律、労働、金融、地域経済など幅広く設定できます。社会のニュースや日常の疑問から出発して、経済学の考え方を使って分析することを大切にしています。
受講生へのメッセージ
本ゼミでは、卒業後も役立つ実践的な力を身につけることを大切にしています。
社会に出ると、文章で分かりやすく伝える力、データや資料を正確に読み取る力、自分の考えを整理して説明する力、相手に伝わる資料を作成する力などが、さまざまな場面で求められます。ゼミでは、身近な社会問題を題材に、問いの立て方、情報の集め方、データの読み解き方、文章やスライドへのまとめ方、発表の仕方を学びます。こうした活動を通して、社会に出てからも活用できる実践的な力を養っていきます。
仲間と協力しながら自分の関心を深め、将来につながる力を身につけたい方の参加を歓迎します。