—関大を選んだ理由を教えてください。
金沢高校野球部時代に、関西大学の練習に参加させてもらったことがきっかけです。高校の投手コーチが、関大野球部で指導する山口高志さんとつながりがあり、そのご縁で、高校2年の3月に練習会に参加しました。
実際に訪れてみて、広大なキャンパスや野球に集中できる環境、そして先輩方のフレンドリーな雰囲気に触れ、進学を決めました。人間健康学部を志望したのは、身体や健康について専門的に学べるところに加え、野球と学業を両立できる環境に魅力を感じたからです。



















































Think&Act! 関大生
野球と学びがつながる環境で、仲間とともに歩んだ4年間
人間健康学部 4年次生
2026年6月に行われた第75回全日本大学野球選手権記念大会で、先発の柱として好投し、関西大学体育会野球部を54年ぶりの日本一へと導き、大会の最高殊勲選手賞(MVP)に輝いた米沢友翔さん。人間健康学部の堺キャンパスにある人間健康学部で学びを深めながら、千里山キャンパスのグラウンドで練習に励んできました。米沢さんに、野球と学業に向き合った4年間について伺いました。
金沢高校野球部時代に、関西大学の練習に参加させてもらったことがきっかけです。高校の投手コーチが、関大野球部で指導する山口高志さんとつながりがあり、そのご縁で、高校2年の3月に練習会に参加しました。
実際に訪れてみて、広大なキャンパスや野球に集中できる環境、そして先輩方のフレンドリーな雰囲気に触れ、進学を決めました。人間健康学部を志望したのは、身体や健康について専門的に学べるところに加え、野球と学業を両立できる環境に魅力を感じたからです。
福祉やスポーツの分野を実践的に学ぶことができます。ほかの学部に比べても、身体を使った授業や、学生同士の交流が多いことが特徴です。
1,2年次に受けた「スタディスキルゼミ」では、10人ほどの小人数の班に分かれ、グループワーク形式の演習を通じて仲間との交流しながら学びを深めました。高校時代のような親しみやすい雰囲気の授業でした。
堺キャンパスには、アドベンチャー施設をそろえた体験学習エリアがあって、グループで大縄跳びをしたり、シーソーのような運動器具の上でバランスを保ちながら移動したりと、アドベンチャー施設を活用した体験型の授業も行われます。こうした実践的な学びが多いことが、人間健康学部の魅力だと感じています。
食事に関する知識や、身体の各部位の仕組みなど、健康について幅広く学びました。身体をどう使えばパフォーマンスが向上するのかを理解できたことで、野球にも役に立ちました。 特に、足の筋肉の使い方を学んだことで、ピッチングの向上につながったと感じています。
やはり、少人数制の演習「スタディスキル」ですね。大学にこういう授業があるとは思っていなかったので、新鮮でした。指導役の4年次生が中心となってメニューを決め、授業を進めていきます。
陸上競技部、柔道部、アメリカンフットボール部など、関西大学体育会「KAISERS(カイザーズ)」に所属する学生が多い一方で、福祉系に関心をもつ学生もいて、いろいろな考えを持つ人とコミュニケーションが取れるのが印象的でした。
運動生理学やスポーツ栄養学など、幅広い分野の研究を行っている澁谷顕一教授のゼミで学んでいます。明るく、親しみやすい人柄が魅力です。また、研究テーマが限定されておらず、各自が関心のあることに取り組めるゼミだと感じています。
私は、卒業研究として「投球の動作解析」に取り組んでいます。野球部OBである大学院生と一緒に、堺キャンパスにある計測機器などを使って自分の投球フォームの分析をしています。大学で、そのような環境が整っていることは恵まれていますよね。ただ、同じゼミに所属しているのは、ほとんど体育会系の男子ばかりで、周りからは「芋っぽい」と言われています(笑)。
千里山キャンパスにある野球部のグラウンド「KAISERS BASEBALL FIELD」に近い場所で、一人暮らしをしています。高校時代も寮生活だったので、一人暮らしは特に苦になりません。
授業が休みの期間以外は、週6日で野球部の練習があります。そのため、堺キャンパスでの授業はできるだけ午前中に授業を集中させ、必修科目などで3限まで授業がある日は、授業が終わったあとすぐに千里山キャンパスへ移動し、練習に参加するという生活を送っています。堺と千里山の両キャンパスを行き来するのは大変ですが、野球に打ち込める環境が整っていることに満足しています。
野球の練習で疲れ、夜はぐっすり寝てしまうことも多いため、レポートや課題との両立に苦労することもありました。また、苦手だった英語のテストでは、限られた時間の中で効率的に学習を進める工夫が求められました。そのため、自宅から堺キャンパスまでの電車移動の時間を使って、テスト勉強をしていました。最初は大変でしたが、必要な単位もきちんと取得することができました。
ドラマや映画を観たり、あとは寝ることですね。昔のドラマや映画を観るのが好きで、『やまとなでしこ』や『GOOD LUCK!!』、『プライド』などを観ています。
休日は家でのんびりすることが多く、野球以外はインドア派です。音楽も、父母の影響で、昔の曲をよく聴いています。
堺キャンパスでは、食堂で野球部の仲間と集まって話すことが多いです。食べるというより、授業の合間にみんなで話しながら、のんびり過ごす場所になっていました。普段の食事は基本的に自炊をしています。阪急関大前駅近くにある、野球部がよく通う焼肉店『レーサーズ』でアルバイトをしていて、そこでまかないを作ってくれるので助かっています。
授業で学んだ知識を取り入れながら、体づくりに取り組むようになりました。大学に入った頃は、とにかくウエイトを増やすことを目標にしており、食事の量を増やしたことで、高校時代より11キロほど増えました。その過程で、たんぱく質は十分に摂りつつ、脂質を抑えた食事を心掛けるようになりました。
肩や肘の痛みで投げられない時期や、チームが低迷した時期もあって、大変なことも多い4年間でした。それでも、最後の大学選手権を日本一という最高の形で終えることができ、本当によかったです。同級生の森内大奈主将、中原海晴・中村莞爾両副主将、そして学生コーチ陣が、チームをしっかり引っ張ってくれました。私は積極的に意見を言うタイプではありませんが、周りが支えてくれたおかげで、自分もチームも前向きに頑張ることができました。 私と中原はケガで投げられなかった期間があったので、最後の大学選手権で二人ともマウンドに立てたことは、本当にうれしかったです。
優勝が決まったときは、安堵感とともに、それまでの疲れが一気に押し寄せてきました。同時に、チームがひとつになったと強く感じました。
その後、関大の理事長や学長をはじめ、大学関係者の方々に優勝報告をしたとき、ようやく「全国優勝した」と実感が湧きました。優勝が決まった瞬間のことは、一生忘れないと思います。
人間健康学部は、アットホームな雰囲気があって、学生同士が仲良くなりやすい環境です。体験学習エリアを使った授業など、ほかの学部ではなかなかできない実践的な学びが多く、いろいろな学生と関わりながら活動します。 そうした交流を通して、充実した大学生活を送ることができるはずです。皆さんも、ぜひ挑戦してみてください。