メディカルポリマーによる心・血管修復パッチ新製品「シンフォリウム®」の開発者とともに語る、医工薬連携の未来
研究
/大阪医科薬科大学 根本 慎太郎 教授(医学部)× 関大メディカルポリマー研究センター長 大矢 裕一 教授(化学生命工学部)
先天性心疾患を持つ子どもの手術治療での課題を解決する、メディカルポリマー※から作られた医療機器「シンフォリウム®」。6月12日に発売されたこの医療機器は、大阪医科薬科大学、福井経編(たてあみ)興業株式会社、帝人株式会社との共同開発により約12年かけて完成させたもので、小説『下町ロケット2 ガウディ計画』のモチーフとなったことでも知られている。今回は開発者である小児心臓血管外科医、根本慎太郎教授をお招きし、関大メディカルポリマー研究センター長である大矢裕一教授と、開発の背景や医工薬連携のこれからについて語り合ってもらった。
※メディカルポリマーは医療用に用いられる高分子材料のこと。特に関西大学で開発されたものを関大メディカルポリマー(KUMP)と呼んでいる。