絵本作家・田島征彦さんの講演会を実施しました

2月6日、4~6年生と保護者を対象とした講演会を実施しました。

関西大学初等部では、毎年 子どもたちが日頃親しんでいる絵本や物語の著者、ご本人をお招きして直接お話をうかがっています。今年は日本を代表する絵本作家のお一人で、世代を問わず人気の高い『じごくのそうべえ』をはじめとするたくさんの絵本を出版されている絵本作家の田島征彦さんをお招きすることができました。

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先生の絵本は、動物や障害のある子どもなどの弱い立場の者に寄り添う優しい作品や、ダイナミックかつ心に迫る絵で戦争の怖さを描いた作品など多岐にわたります。
どの題材の絵本も、何年にもわたり熱心に研修・勉強され、取材などを通して、1つの作品に2年ほどの歳月をかけて描き上げられるそうです。

講演会では、そんなたくさんのご著書の中から、数点を選び、創作の背景や思いを丁寧にお話しくださいました。そして、1冊1冊をご本人直々に読み聞かせしてくださいました。

子どもたちは時にはメモを取りながら、しっかりと耳を傾けていました。

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田島先生の作品をより深く味わい、興味を広げることができて、子どもたちにとって、とても有意義で貴重な時間になりました。

作家の思いが作品の中にどう息づいているか知った初等部の子どもたちは、これからも意欲的にたくさんの本を読んでいってくれるのではないでしょうか。