お話会を行いました

12月10日、お話会を実施しました。

関西大学初等部では、毎年、作家の方をお招きして、お話を聞く機会を作るようにしています。
小さいうちからプロの話を聞くという経験は、とても意味のあるものです。


今年は、4月からテレビアニメ化、9月には劇場映画化もされ、大人気の『若おかみは小学生』シリーズの著者、児童文学作家の令丈ヒロ子さんをお招きし、作品が出版されるまでの流れや役割、苦労した所など、本ができるまでの裏側を、子どもたちにわかりやすくお話いただきました。

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日頃聞くことのできない「本ができるまで」のお話の中では、作家だけでなく、イラストレーター、本のデザイナー、編集担当者が、力をあわせて1冊の本を作り上げる過程を丁寧に教えてくださいました。

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実際の原稿やアニメーションの原画、アニメの設計図とも言える実物の絵コンテも見せていただき、子どもたちにとっては、たくさんの人が関わって、一冊の本ができることを目で見て感じとれる、とても貴重な経験となりました。
また、台湾や中国版の本も準備してくださり、作品が世界へと広がっていることもわかりました。

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質問コーナーでは、執筆しているときの気分や、『若おかみは小学生』というタイトルにこめた想いなど、貴重なお話をしてくださいました。
令丈ヒロ子さんは、とても気さくな優しい方で、子どもたちの素朴な疑問にも丁寧に答えながら、子どもたちにエールを送ってくださいました。

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子どもたちは、作家というお仕事に興味を持つとともに、講演を通して、読書そのものにより一層意欲が高まったようです。