interview

vol.8

 

街づくりをとおして、地方の課題解決に向き合いたい

環境都市工学部 都市システム工学科 4年次生(取材年度:2022年度)
内定先:独立行政法人

職種:技術系総合職

Q1.学生時代に取り組んでいたこと
ラクロス部の育成コーチ総括者として、1年間かけて育成制度の改革に力を入れました。私が総括者に就任する前年度は、初心者が多いので練習についてこられず退部してしまう人が多く、部活の存続の危機でした。そこで「継続的に強い関大を作る」をスローガンに掲げて、抜本的な制度改革を行いました。具体的には、わかりやすく指導できるように他大学の事例やビジネス書を参考にしながら練習環境を整えたり、1対1メンター制度を導入したりしました。加えて、後輩が練習の要点を確認できるように、練習の手本動画を作成しました。その際に、特に専門性の高いコーチの意見を取り入れ、動画に出演してもらうことでより分かりやすい動画を作れるよう心掛けていました。最初は、多くの上位年次生が問題意識を持てておらず改革の理解を得ることができませんでした。そこで、上位年次生11人が問題意識を持って行動できるように、何度もミーティングを重ね問題を共有し改革を進めました。結果として、退部者を大幅に減らすことができ、新人戦ベスト8を達成することができました。

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Q2.キャリアセンターをどのように利用していましたか?
ES対策・面接対策の際に、キャリア相談を利用しました。初めてのES作成で書き方が全く分からない時には、文章の構成はもちろん、自身のエピソードからアピールするべき内容を一緒に考えてもらい、親身に相談に乗っていただきました。面接対策では、入室時のマナーや細かな礼儀など対面面接で気を付けることを、実践を交えて丁寧に教えていただきました。おかげで、本番では緊張することなく自然体で面接を行うことができました。「就職活動を進めないといけないことは分かっているけれど、何からやればいいのか分からない」という人は、一度キャリアセンターに足を運んでほしいです。

Q.3キャリアセンターを利用して特に良かったと思うプログラムは?
キャリア相談です。キャリア相談では「自分がどんな仕事をしたいのか」「転勤やワークライフバランスといった条件」など、仕事だけではなく、プライベートのことも考えて最適な進路は何なのかを相談しました。私は公務員と民間企業のどちらかに軸足を置くのか3年次9月まで迷っていましたが、キャリアセンターの方が親身になって相談に乗って下さったおかげで、自分の悩みを言語化することができました。また、やりたいことを見つめ直すとても良い機会になり、最終的に民間企業への応募を決めました。就職活動中は企業規模や待遇面を意識しすぎてしまい、見栄を張り内定を取ることを目的にしがちです。私も就職活動を始めた頃は同様で、多くの人が陥りやすいのかなと思います。しかしながら、それでは内定を取ってから後悔し、仕事が苦痛になってしまうかもしれません。自分の素直な気持ちに気付くためにも、人に相談することは大切だと思うのでぜひ活用して欲しいなと思います。

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Q.4内定業界を志望した理由を教えてください
様々な関係者と共に街の新たな価値創造に携わることができると考え、ディベロッパーを志望しました。私の実家は高齢化率35%を超える農村地域にあり、空き家問題や人口減少といった地域課題を身近に感じながら育ったため、将来は「街づくりを通して、地方の課題解決に向き合いたい」と考えていました。ディベロッパーは、土地所有者や建築業者といった関係者も多い中で、新たなことに挑戦し、チームの先頭となって地道な作業の積み上げを行います。チームスポーツに似た達成感を仕事でも味わってみたいとも考えていた私は、スポーツで培った「チームで常に正解を考え、努力し続ける」といった働き方ができると考えたからです。

Q5.社会人になって取り組みたいことを教えてください
将来的にやりたい仕事は、地元の滋賀県で地域課題解決に向けた働きとして、広島県福山市のような「歩ける街づくり」を行政と一緒に行いたいです。今後、地方はさらに人口減少が深刻化していく中で、コンパクトシティの実現が必要になると考えており、集約された街において「歩くことが楽しくなるような仕掛けづくり」を行い、利便性が高く住みやすい街を作りたいです。そのために入社後は、全国の様々な事例に携わり、知識や経験を積み上げていきたいです。

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Q6.就職活動をする後輩に向けてアドバイスをお願いします
「とにかく行動し続けること」が、私が納得いく内定を得た一番の要因であると考えています。 具体的には、「就職活動の進め方が分からなかったらセミナーに参加したり、キャリアセンターに相談する」、「気になる会社があったら説明会に参加してみる」、「ネットで調べて分からないことがあればOB訪問をお願いする」、「悩み事があれば先輩や友達に話す」などになります。就職活動は「これをしていれば必ず受かる」という指標がなく、出口の見えないトンネルを走っているように感じる人もいると思います。しかしながら、行動し続ければ「この会社良い」「これやってみたい」という瞬間が必ず来ます。息抜きを忘れず、キャリアセンターを利用し頑張ってください。