interview
vol.14
多様な価値観をもつ人たちと共に仕事に取り組みたい
理工学研究科化学生命工学専攻/2年次生(取材年度:2023年度)
内定先:総合セラミックスメーカー
職種:技術系総合職
Q1.学生時代に取り組んでいたこと
海外ボランティアを行う団体の運営スタッフとして、ネパールでの公民館建設のため日本人参加者を現地団体に派遣するための業務や活動期間中の現地サポートに注力しました。もともと学部生時代にも長期の休みには3カ国でそれぞれ1カ月程度ボランティア活動をしていたのですが、2015年のネパール地震から復興作業が進んでいない現状を知り、これまでの経験を活かし私でも何かできることはないかと考え、公民館建設のための運営スタッフに参加しました。しかし、いざ建設に向けて動き出したものの、文化や価値観の違いなどから計画通りに中々進みませんでした。その際は現地の人とお茶を飲んだり対話を重ねたりしながら関係を深め、併せて計画を柔軟に変更し進めるなど工夫しながら活動しました。この活動を通し多様な価値観の人たちと一つの仕事に取り組むことにやりがいを感じ、多くの人と関わり仕事をすることが就職活動の軸となりました。
Q2.キャリアセンターをどのように利用していましたか
主にエントリーシートの確認・面接練習で利用しました。就職活動の序盤は第三者に見てもらう必要はないと考えていたのですが、見てもらっていないエントリーシートに限って通過しないことが多く、エントリーシートは第三者の視点が必須だと考え、締切の2週間前と1週間前の2回程度、見てもらうようにしていました。就職活動終盤では、主に面接練習で利用していました。練習すると様々な角度から自分のことを話すことができるようになり本番で焦ることがなくなったことを覚えています。
Q3.キャリアセンターを利用して特に良かったと思うプログラムは?
エントリーシートの確認や面接練習に加え、キャリアセンター主催の合同企業説明会は私の周りでも多く利用しており、良いプログラムだと感じます。就職活動では、対人関係が非常に重要であると考えています。そのため対面で実施されるプログラム、少人数でのイベントは企業の方に顔と名前を覚えてもらうチャンスですので積極的な参加をお勧めします。また、イベント参加後に人事担当者にインターンシップ応募のためのエントリーシートの添削をしていただいたことや、対面インターンシップ後に個人面談をしていただくなどがありました。
Q4.内定業界を志望した理由を教えてください
私の場合、多様な価値観をもった多くの人と関わりながら仕事をしたい、という働き方の軸がまずあり、その働き方にマッチする企業を探しました。社会人になってからも勉強は継続すると考えていましたので、専門分野にこだわらず、幅広く業界を見ていました。社内だけではなく、社外のお客様と一緒に仕事ができることを念頭に活動した結果、セラミックの焼成炉や工業用撹拌機などに関し、お客様の要望に応える技術営業ができる内定先を志望しました。
Q5.社会人になって取り組みたいことを教えてください
社内外問わず多くの人と関わりながら、お客様に寄り添ったものづくりに携わりたいと考えています。様々な人の話を聞くことが好きで、研究職ではなく技術営業を志望し就職活動をしましたので、自分の強みを活かしていきたいと考えています。また、趣味も多く、社会人サークルなどにも所属したいと考えています。
Q6.就職活動をする後輩に向けてアドバイスをお願いします
第一志望の企業からは力量不足で内定を頂くことができず、落ち込んだ経験をしました。しかし、内定をいただいた企業では私の性格に似た人が多いような印象があり、これから頑張っていきたいと考えています。うまくいかなかったことも振り返れば良い経験となりました。就職活動は企業とのマッチングだと思います。ボランティア活動を始め学生時代の様々な経験は、就職活動の軸になりましたし、今の自分の考え方のもとにもなっています。これまでの経験や知識をもとに、焦らずマイペースに活動することが重要だと思いますので、周囲と比較しすぎず就職活動に励んでください。