interview

vol.16

 

「食」を通じた地域づくりで人との出会い・縁を結ぶ

社会学部 社会学科/4年次生(取材年度:2024年度)
内定先:食品メーカー
職種:事務職

Q1.学生時代に取り組んでいたことを教えてください
私は、環境社会学のゼミに所属していました。滋賀県東近江市で地域材を使用したオーダー家具を制作されている木工職人さんと共に、木工所の空きスペースを活用したイベントの企画を行い、ゼミ合宿やオンラインでミーティングを重ねたものの、開催には至りませんでした。しかし、農家さんの収穫のお手伝いに行ったり、地域の田植えイベントに参加したりすることで、地域の方と交流を深めることができました。また、先輩や下級生と関わる機会にもなりました。この活動を通し、様々な年齢や業種の方との関係構築の重要性や、自ら考え行動することの必要性、人との出会いや縁の大切さを学びました。卒業論文では、地元を調査対象とし、地域づくりにおける音楽フェスの効果について執筆しています。写真3(使用).jpeg

Q2.キャリアスタートプログラムに参加して、良かったことはなんですか?
2年次生の時は受講生として、3年次生の時はメンターとして参加しました。受講生としては、チームで「答えのない問い」に向き合うからこそ、同じ方向を向くこと、意見をすり合わせること、チーム内で意見をぶつけ合うことが信頼関係を構築するうえで重要だと学びました。また、様々な壁にぶつかったからこそ、全て終わった後に感じた「達成感」は良い経験となりました。 メンターとしては、受講生に寄り添いながらチームの状況や直面している課題を把握し、論点整理のサポートや相談しやすい関係性を築くことが大切だと感じました。

Q3.「働く」ことに対して、キャリアスタートプログラムへの参加前と参加後でどのような変化がありましたか?
参加するまでは、「働く」ことについて深く考えたことがなく、どちらかといえばマイナスのイメージがありました。しかし、参加する中で、様々な企業と出会い、「大変なこともたくさんあるけど、楽しいこともたくさんあるよ。」とお聞きしました。実際に社会で活躍されている方のお話を聞き、「働く」ことに対し、プラスのイメージを持つことは、日常生活を充実させるうえでも重要なことだと思うようになりました。また、大変さと楽しさがあるからこそ、「やりがい」を感じることができると思っています。

Q4.内定業界を志望した理由を教えてください
食べることが好きなので、どんな形でも「食」に関わりたいと思っていました。また、私は地方出身で地域問題が身近にあり、「地域づくり」に関心がありました。この「食」と「地域づくり」を軸とし、「人々の安心・安全、快適・幸せを支える仕事がしたい」と考えていました。周囲の友人とは逆かも知れませんが、初めは、陰から間接的に支えたいという想いが強く、BtoB企業を中心に就職活動を進めていました。しかし、就職活動に苦戦した時、幅を広げるため、BtoC企業も視野に入れるようになり、お客様の笑顔を直接的に見ることができるのがBtoC企業の魅力だと感じるようになった結果、軸にマッチした企業に出会い、就職先に決めました。写真2(使用).jpeg

Q5.社会人になって取り組みたいことを教えてください
まずは、仕事に慣れ、任された仕事に丁寧に取り組むことが大切だと思います。そのうえで、私の就職先は観光客と関わる機会が多いため、日本人観光客だけでなく、海外の観光客にも楽しんでもらえるように、語学の勉強に力を入れたいと考えています。そして、人との出会いを大切に、楽しい瞬間の1ページをつくることに貢献していきたいです。充実した社会人生活を送れるよう、目標を持ち、努力していきたいと思います。

Q6.就職活動をする後輩に向けてアドバイスをお願いします
就職活動では、落ち込むことや不安なこと、思い通りにいかないことがあります。しかし、今しかできない経験だからこそ、楽しんでほしいと思います。私も思い通りにいかず、辞めたい瞬間が何度もありましたが、本当に良い経験でした。悩んだときは、身近な周りの人を頼ってみてください。きっと力を貸してくれます。また、遊びに行ったり、好きなことをしたり、息抜きする時間を大切にしてほしいと思います。自分のペースで悔いのない就職活動を終えられるよう応援しています