interview

vol.1

 

早めの行動と、周りの助けが納得のいく進路につながる。

理工学研究科化学生命工学専攻2年次生(取材年度:2021年度)
内定先:総合電機メーカー


Q1.学生時代に取り組んでいたこと
大学の長期休暇を利用したカナダへの語学留学や、学科独自のプログラムであるグローバル人材育成プログラムによるタイへの留学など、現地学生とのグループワークや異文化交流、研究活動などの活動を通して、国による価値観の違いや文化の違いなどを学び視野が広がりました。

国際交流に力を入れた理由は、関西大学に入学してさまざまな価値観や国籍の方々に出会い、自分の育ってきたバックグラウンドと違う人たちと話すことで、自分の見解をさらに広げられると思ったのと、将来は開発職に就きたいと考えていたので、その職種と違う経験を大学時代にしたいと思ったからです。

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Q2.キャリアセンターをどのように利用していましたか
就職活動に関する情報収集や作成した文章のブラッシュアップ、キャリア相談などでよく利用していました。就職活動ではまずは情報の収集と、そこからの取捨選択が非常に大切だと考え、キャリアセンター主催のセミナーやガイダンスによく参加していました。

キャリアセンターでは企業研究の方法や集団面接の練習、面接のアドバイスなど、さまざまな情報を得ることができるイベントが開催されるため、新しい情報を学び、知っている情報を復習していました。

キャリアセンターの方々は企業側の目線にたったアドバイスをくださるので非常に助かりました。これは学友や先輩からは得られないアドバイスなので、もしもキャリアセンターを利用していなかったら学生目線の就職活動になっていたかなと思います。


Q3.キャリアセンターを利用して特に良かったと思うプログラムは?
キャリア相談です。エントリーシートの書き方から内容の深堀り、面接練習までさまざまな相談に乗っていただきました。

私が初めてキャリアセンターを利用したのは大学院1年次生の夏頃で、最初は緊張しましたが、就職活動に関する相談や的確なアドバイスによって、当時の就職活動に対する私の認識の甘さや、資料の質の低さに気づかせていただきました。

冬季インターンシップの頃からは、キャリア相談で面接練習を行い、自分が伝えたい内容を最終確認しました。面接前に繰り返し本番を想定したトレーニングを行うことで、本番でも緊張せずにありのままの自分で受け答えができるようになりました。

また、希望すれば学科担当の職員さんと個別で相談できたこともよかったです。自分だけでは深堀りに限界があり、就職活動を終えるまで親身に相談に乗ってくださったキャリアセンターの職員さんには心から感謝しています。

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Q4.内定業界を志望した理由を教えてください
材料開発に興味を持ったのは、将来を考える中で、私が子供の頃には想像がつかなかったほど社会が発展していることから、最終製品の機能を司っている材料の開発に魅力を感じたからです。また、大学での研究活動を通して材料の合成やその評価に非常に面白さを感じていたので、企業でも材料の開発をしたいと思いました。

材料を開発できる企業の中でも、特に化学の知識だけではなく化学と他分野の知識とを融合することで最先端の材料を開発できる企業に興味を持ち、最終的に希望していた企業から内定をいただき就職活動を終えることができました。



Q5.社会人になって取り組みたいことを教えてください
海外留学や留学生のメンターの経験から、いろんな人たちと多様な考え方の中で研究や物事を一緒に進めていけることが楽しみです。

将来は海外の人とも協力して製品開発をしたいと考えています。そのために、入社後からたくさんのことを学び、仕事に取り組むための知識を身に付けたいと思います。将来的にはグローバルリーダーとして活躍し、開発した材料を世界中に届けたいです。

小さい頃から働いている母の姿を見てきたので、私もずっと働いていたいという気持ちがあります。社会人になったら、大学院まで進学させてくれた家族を食事や旅行に連れていきたいと思います。

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Q6.就職活動をする後輩に向けてアドバイスをお願いします
就職活動では早めに行動し、そして独りよがりにならず周囲にアドバイスをもらうことが大切だと思います。私は周りに恵まれ、家族や友人、先輩、指導教員など多くの人にアドバイスをもらいながら、最後には納得のいく進路を決めることができました。

就職活動がうまくいっているなと感じる人は、周りの人に協力を仰いでいる人で、逆に大変そうだなと感じる人は、身近な人に協力や助けを求めていない人や、人に頼ることが苦手な人という印象です。

私も初めてキャリアセンターを利用する時は「何を持っていったらいいのか、こんなの持っていったら怒られそう」といった勝手なイメージがあり尻込みしましたが、実際は全然そんなことはなく、親身に相談にのっていただけて、結果的に私にとって安心できる場所となりました。

皆さんも周りの人に協力してもらいながら、希望の進路を目指してください。