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別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語:こうして時代は転換した

安田 登 著

(NHK出版/2022年6月刊/168頁)

別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語:こうして時代は転換した

内容紹介

なぜ歴史は動き、何が命運を分けたのか?

公家の時代から武家の時代へ、平家から源氏へ。転換期のダイナミズムを描いた『平家物語』。平家はなぜ栄華をきわめ、没落していったのか。戦乱のなか、人々は何を思い、どう行動したのか。『平家物語』を知り尽くした能楽師が、難解で長大な物語を「大きな出来事」に絞って解説、この1冊で一気に理解する。時代が動くとき、世の価値観はどのように変化したのか。その変化のありようを私たちが生かせる道とはどんなものなのか。「あわい」「驕り」「運」「命」「浄土」……変化のきっかけとなった鍵語をもとに、歴史が私たちに伝えようとしたことを探る。『太平記』という「その後」から『平家物語』をとらえ直す「補講」を収録。

著者からのひとこと

Eテレ(NHK)100分de名著で行った『平家物語』の講義のテキストの加筆をして別冊にしたものです。ふたつの価値観の重なり合う「あわい」の時代。それは「フィジカル」と「デジタル」とが共存し、葛藤する現代にもつながります。古典から現代、未来を読むヒントになればと思っています。

目次

  1. 第0講 「あわい」の時代に学べること
  2. 第1講 『平家物語』とは何か
  3. 第2講 なぜ歴史は動いたのか
  4. 第3講 衰亡の方程式
  5. 第4講 歴史の転換点
  6. 補 講 『平家物語』と『太平記』

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