教員紹介
児童を対象読者にしたファンタジー小説です。
小学5年生のたつきは、ある日、迷い込んだ町で「見捨てられた店」という不思議な骨とう店を見つける。
そこで手にした「オラクル・ボーン」(魔法のほね)は、3300年以上前の古代文字が刻まれた、未来を予知するものだった!
祖父の助けを借りながら読み解くうちに、そこには、生贄にされる羌族(きょうぞく)のことが記されているとわかる。
たつきは友だちふたりと、そして犬一匹とともに、古代中国へタイムスリップ!
三人は力を合わせて「漢字の力」で羌族の人たちを助けようとする。
「不安になるということは、何かを変えなければならないというメッセージなんだ。死にたくなるほど不安になるということは、それだけ大きな変化がこれから起こるという予兆なんだよ」
〈人一倍弱虫だった少年が、試練を克服することで強くなる〉
《いとうせいこうさんの推薦文》
「心」のなかった古代にまで飛んでゆく少年少女たちの冒険。
エンデが読んだらきっと喜んだだろう。
私たちエンデの子供たちも、読めばそのわけがよくわかる。
小学校高学年の子ども向けに書いた児童小説です。子どもが「漢字」と「甲骨文字」と、そして「心の次の時代」に興味を持ってくれればと思って書きました。
教育や漢字、そして心に興味のある方に読んでいただければと思います。