関西大学 人間健康学部

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□9月16日(火)関西大学人間健康学部堺市民講座「回想法って楽しい!」を開催しました。

  • ■日時

9月16日(火)に、関西大学人間健康学部堺市民講座「回想法って楽しい!――みんなで、しゃべって、元気はつらつ!」を開催いたしました。

「回想法」とは、かつて自分で経験したことを他者との語りを通じて共有することから自分のあり方を再認識する心理療法で、認知症予防にも効果が見られるものとして注目を集めています。今回の市民講座では、西宮市郷土資料館学芸員の西尾嘉美先生のご指導のもと、実際に回想法を体験しました。

自分の経験を語るといっても、きっかけもなしに昔を思い出すことはなかなか難しいものです。そこで登場するのが、先生が取り出す昭和時代のアイテムの数々。洗濯板、置き薬の薬箱、蚊帳など昔懐かしい物品を見た途端、受講者は当時の情景にタイムスリップ。かつて自分が経験したことが自然と思い出され、それをきっかけとして同年代の受講者同士の語り合いにも熱がこもりました。

数多くの経験を積み重ねた高齢者はいわば「過去の達人」といえます。自分のあゆみを見つめなおし、より多くの世代との語りを通じて社会の中にその経験を活かす回想法に超高齢社会を生きるためのヒントを見つけることができました。2014091601.JPG2014091602.JPG