すこやか教養講座(第8期)の第2回を開催しました
6月15日(土)に、すこやか教養講座(第8期)の第2回を開催いたしました。
講 師:関西大学人間健康学部助教 窄山 太
テーマ:「コミュニケーションを考える――社会福祉相談援助の観点から」
自分の言いたいことがなかなか相手に伝わらずにもどかしい思いをしたという経験はないでしょうか。
会話で意思疎通を図るためには、話す側が話し方を工夫することも必要ですが、受け手が「相手の話をどのように聴くか」を意識することも求められます。
今回の講座では、社会福祉学がご専門の窄山太先生とともに、主に相手の話を聴くという観点から私たちのコミュニケーションについて考えました。
相談者が普段の生活で困ったことや悩みを相談に来る相談援助は、会話を通じてその人がどのような状況に置かれているかを理解することから始まります。そのような時には、その人の話を聴きながら内容を整理することに加えて、その人が話している時の気持ちまでをも理解しようと耳を傾けることが重要です。
会話とは、話し手と受け手がいてこそ成立するものです。会話で円滑なコミュニケーションを図るためには、話を聴く側にもさまざまな言葉や技術が必要であることを知ることができました。