ユーモア映画鑑賞講座「小津映画にユーモアを学ぶ」の第1回を開催しました
6月1日(土)に、ユーモア映画鑑賞講座「小津映画にユーモアを学ぶ」の第1回を開催いたしました。
講 師:関西大学人間健康学部教授 森下 伸也
テーマ:『麦秋』
今回のユーモア映画鑑賞講座では、小津安二郎監督の『麦秋』(1951年)を鑑賞しました。私たちが何気なく過ごしている生活の風景を緻密に組み立て、さまざまなドラマを描き出すのが小津映画の最大の特徴です。主人公の嫁入りの話が軸となった『麦秋』の背後には、家族や人間関係などのあらゆるものが時の移り変わりとともに変化していってしまう「無常」という大きなテーマが見え隠れしています。
映画鑑賞後、森下伸也先生から映画の見どころが解説され、小津監督の徹底した日常のリアリティに裏付けられたユーモアの数々について学ぶことができました。