すこやか教養講座(第6期)の第1回を開催しました
講 師:関西大学人間健康学部教授 杉本 厚夫
テーマ:「ほめることで子どもは育つ?」
「子どもはほめて育てよう」でとはよく聞く言葉ですが、それは本当でしょうか?
さまざまな調査結果から、子どもに対して安易にごほうびを与えることやほめることを行うと、子どもはそれで満足してしまい、結果的にみずからを成長させようという意欲が削がれてしまうことが分かりました。
大人は子どもの頑張りをついつい点数や成績などの分かりやすい部分で判断しがちです。子どもにとって一番の励みとなるのは、その子どもの「存在を認める」共感の言葉です。子どもの頑張った部分や評価できる行動をそのまま言ってあげると、子どもはさまざまな課題にやる気を出すようになります。
「ほめる」という行動の功罪について受講者の皆さんと一緒に学ぶことができました。
すこやか教養講座(第6期)ご案内