GoLDプログラム(台湾)が現地に向けて出発しました

2024年度GoLDプログラム(台湾)は本学で行った全5回の事前授業を終え、128日(日)に台湾へと飛び立ちました。
本プログラム担当の北川亘太准教授よりプログラムの様子が届きましたので、写真と共にお伝えします!

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出発便の出発時刻が定刻より30分遅れて、少し疲れているかと思いきや、機内で寝ていた私が着陸の振動で起きると、みなさん、ずいぶんワイワイした感じになっており、思わず笑ってしまいました。

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空港でガイドの陳さんと待ち合わせ、チャーターバスに乗り込みました。陳さんは商社勤めが長く、関西に90回以上来たことがあるとのことで、道中、豊富な知識で台湾の歴史と地理を説明してくれました。こうした団体旅行では、ガイドさんが話を始めると熟睡してしまう、というのがよくあることなのですが、学生たちは、「陳さんも関西人だ!」などと合いの手を打ちながら聞いており、そのかけあいが延々と続いていました。また、学生からは、台北を通り過ぎる際に「台湾の不動産価格はどうですか?」「物価はどうなっていますか?」「初任給でなんとか生活できますか?」「半導体以外で人気のある業界は何ですか?」「婚姻や少子化のことについて教えてください」などの質問をしており、台湾の社会経済の現状を、さっそく陳さんから吸収しようとしていました。

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九份(きゅうふん)に到着しました。私も過去のプログラムで経験したことがないほど、気温が低く、残念ながら雨が降っていたので、震えながら、街に入っていきました。しかし、しばらくすると、屋台からの暖かさや九份の温かみのある雰囲気に、そうした天候の悪さも忘れて、楽しげに散策していました。驚くことに、すれ違う人と気軽に挨拶したり、少し言葉を交わしている学生もいました。2時間強の散策時間があっという間に過ぎたようです。なかには、お店で伝統的な茶をじっくり楽しんできたグループもあったようです。
次の朝食時(9日)、ある学生に、初日で気づいたことは何かありますか、と尋ねると、においが違うことに驚いた、とのことでした。彼は、どちらが良い、悪い、ということではなく、九份にはそれとは違うにおいがあり、転じて、自分にはいつも親しんでいる日常のにおいがあったことに気づいた、と言っていました。言われてみれば、たしかに、ホテルの朝食会場のバイキング全体からただよってくるにおいも、日本のそれとは違います。インターネットの情報は、主に写真や動画の視覚情報と、文字による言語情報なので、たしかに、触覚や嗅覚もふくめたリアリティは、まだまだ現地に行かないと、感じられないですね。

【記事・写真提供:経済学部 北川亘太准教授】

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