神江沙蘭教授が『金融統合の政治学:欧州金融・通貨システムの不均衡な発展』を出版しました

神江沙蘭教授が『金融統合の政治学:欧州金融・通貨システムの不均衡な発展』(岩波書店、2020年9月刊行)を出版しました。

内容としましては次のとおりです。是非ご覧ください。
ヨーロッパ統合は2010年ユーロ危機の原因であったのか?そして今、統合はどこへ向かっているのか?本書は、ヨーロッパの金融・通貨統合のこれまでの経緯とその特徴を掘り起こすことで、「金融安定性」におけるEUとユーロ圏に固有の課題を提示する。そこでは「単一市場」政策の下で金融市場と通貨の「統合」が急速に進む一方、市場やサービスのグローバル化がもたらすリスクの監視や対応は長らく各国レベルに委ねられる傾向にあった。EU・ユーロ圏ではなぜ金融安定化政策への準備が遅れたのか。その政治的・経済的要因を見つめなおし、危機後の改革はその問題にどこまで対応するものであったかを問う。

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