学生の声
大学院進学のきっかけ、本学大学院を選んだ理由を教えてください。
大学院に進学した理由は税理士を目指していたからです。なかでも関西大学の大学院を選んだ理由は、税理に必要な知識を修得できる環境が整っていると感じたからです。どの大学院が自分に合っているのか、周りに相談できる環境がなかったため、インターネットを中心に色々と調べました。その後、本学の林先生にコンタクトを取り、色々とお話を伺ったのですが、初対面でもとても親切に対応をしていただきました。林先生の研究室では、税理士を目指す学生が多く、その指導を熱心にしてくださる先生だったので、林先生の研究室に入ることに決めました。
- 三方真理子さん
- 卒業
- 卒業後の進路：税理士
大学院での研究テーマならびに概要を教えてください。
研究テーマ
法人税の課税ベースのあり方について
概要
本論文の主要な目的は、法人税の課税ベースはどうあるべきなのかを検討することである。第1章で法人税の仕組みを把握し、第2章で法人税の税負担、第3章で租税特別措置について検証する。第2章の検証目的は、税務調整を行った場合と税務調整がなかった場合の税負担率の違い、各税務調整の効果、企業の規模別や業種別の税負担率の違いを検証することであり、次に第3章の検証目的は、租税特別措置を全て廃止した場合の減収額の試算と企業の規模別、業種別の租税特別措置の適用の違いを検証することである。
大学院での学びや経験が現在の仕事でどのように役立っているかを教えてください。
大学院では、疑問に思ったりしたことを追求して調べるという姿勢が大切になります。これは仕事においても同様で、これでいいのかどうかを判断するためにも、とことん調べるようにしています。
ただ仕事ではスピードも要求されますので、今、私は調べる時間とスピードの配分に悩んではいますが、調べるという姿勢はすごく大切なことなので、大学院時代に修得した学ぶ姿勢が仕事でも役に立っています。
大学院進学を目指す方へメッセージ
私は税理士を目指して、大学院進学を決めました。進学する前の私は、試験で税理士を目指すのか、それとも大学院で一部を免除するべきなのかすごく悩みました。しかし、大学院の進学を決心したのならば、大学院での研究に一心に頑張ると決めて頑張ったので、大学院で勉強できたことに満足しています。試験で目指すことも一つの方法ですが、試験では学べないことを学べることがすごくよかったと思ってます。どこまで頑張るかは自分次第で、私は大学院に進学をして、税理士を目指したことに対して後悔はありません。
もし税理士を目指していらっしゃる方で、大学院の進学を悩まれているのなら、関西大学の大学院は税理士を目指す環境としては、すごく恵まれた環境だと思います。大学院での生活は、思っている以上に調べもの等で時間がかかります。慣れないうちは大変ですが、自分のペースで自分なりに納得できる研究をされることを願っています。