松田 絢子 ゼミ

  • 国際経済コース
  • 国際経済専修

ゼミの内容について

本ゼミでは、国内外の社会経済問題やジェンダー、ダイバーシティなど、現実の諸問題をミクロ経済学やデータ分析の知識を用いて学んでいます。同時に、英語や日本語でのコミュニケーションスキルの向上、論理的思考能力の向上を目指しています。プレゼンは英語で行うことも多くありますが、発音の良し悪しは評価しません(ディスカッションは日本語で多く行います)。英語が得意な人だけでなく、意欲のある学生、積極的に参加する姿勢を大切にしています。発言をその場で求めることも多くありますが、落ち着いて自分の意見を述べる姿勢を大切にしています。AIや翻訳アプリの利用が広がり、英文の読み書きに関しても、それらを使いこなす学生も増えてきました。本ゼミでは、人間同士のコミュニケーションスキルを高めることも目標にし、以下の活動を行っています。

2024年度の3回生ゼミでは①英文テキスト輪読・プレゼン、②英語ディスカッション、③グループ研究、④他大学との研究発表会、⑤箕面市立多文化交流センター訪問、⑥ゲスト講義、などを行いました。①では、様々なバックグラウンドを持つ集団でコミュニケーションを円滑に行うことや、その中でリーダーシップを発揮することについて、留学生TAと共に英文書籍を読んで学びました。②今年度はノルウェー、ドイツ、ウクライナ、中国、台湾、マレーシア、インドネシア、メキシコからTA が参加してくれました。TAと共に英語プレゼンの練習を重ねた他、TA出身地域の経済・社会・文化について学びました。ゼミ生の感想は以下にあります。③データ分析の手法を用いて独自データや2次データを用い、キャッシュレス決済使用・ディズニーリゾート・野球のプライシング・万博・労働生産性・マッチングアプリ等、学生達がトピックを選んで研究を進めました。関大六甲山荘にて合宿も実施しました。④これらの成果を、12月に立命館大学政策学部・高篠先生の留学生クラスを訪問して英語で発表しました。来年度は卒論完成に向けてさらに継続して研究を行います。⑤では、同市における外国人移住者・労働者の状況についてお話を伺い、併設するカフェ事業についても学びました。⑥では、多言語漫才をされているフランポネさんをお招きし英語コミュニケーションスキルを高める機会を持ちました。

ゼミを通して成長したこと

◆研究やゼミ全般について

  • 既存研究とは違った発見できた時は嬉しかった。またその結果に対して、鋭い考察を考えだすことが出来たのも良かった。
  • 数値を利用し企業の動向を明確に知ることが出来たため非常にやりがいを感じ、それと同時に難しさを感じた。
  • グループで何度もZoomを行い、どうしてもわからないときには先生に助力を求めることで解決へと導いた。
  • 今学期を通じて養った「積極性」を活かし、自ら発言することを意識した。このような姿勢が、結果的に議論を深める助けとなり、チーム全体の成果向上にもつながった。
  • 卒論研究はテーマが決まっているゼミもある中、自由に決めることができるということは自分達で考えて進めないといけないので大変ではあったが、自分達の研究だという自覚を持てた。
  • 全体を通して、プレゼン、Excel・PowerPoint、英語など今後も生かしていけるようなスキルを向上させる成長ができた。

◆英語発表や英語ディスカッションについて

  • 大勢の留学生の前で英語を用いてのプレゼンを行い、またアドバイスももらえるという機会は良い経験となり、とても楽しかった。
  • 発音や英語の伝え方を特に意識しながら練習を行い、発表回数を重ねるごとに緊張もしなくなり、成長を感じた。本番ではアクセントや抑揚をはっきりつけ、完成度の高いプレゼンテーションを行う事が出来た。
  • 「留学経験がないからこそ努力しよう」と意識を切り替え、人より多くTAに話しかけ、一緒に昼食を取るなど、積極的にコミュニケーションを取るよう努めた。本番では英語での質問にしっかり返答することができ、自分の成長を強く感じた。
  • 私は大学入学前まで、人前で話す事が苦手で注目を浴びることが苦痛だった。そんな自分を変えたい、このゼミでなら変われるかもしれないと思い入ゼミを決意した。自分の発音を録音し、通学途中に繰り返し聞きながら練習した。また、自分のプレゼンを動画に撮り、修正するという反復作業も行い、完成度を高めることに注力した。
  • TAとは何度か昼休みにご飯を食べたりしてとても仲良くしてもらった。ムスリムのTAとはご飯を食べる際はイスラム教の教えのハラルに従って豚肉を避けないといけないので、豚肉が入っていないかメニューを確認したのがとても印象に残っている。

こんな学生におすすめのゼミ

  • ゼミでの交流は英語を学び外国人と話す経験を積む上でとても貴重な機会である。毎学期違うTAが数名授業に参加してくれ、様々な国の留学生と交流することができ、彼らも母国の魅力をたくさん教えてくれる機会は、他にないと思う。私は、経済学部のやる気ある後輩たちには、松田ゼミを強く勧める。
  • 松田ゼミを選んだ理由として「留学後にも英語を使う機会を作り、英会話以外にも英語プレゼンのような社会に出ても役に立つスキルを高めたい」と考えていたので、英語を用いた活動はとても有意義なものだった。
  • 松田ゼミは、現状の英語力に関係なく、留学経験がなくても、自ら積極的に行動し、英語を楽しむ姿勢があれば、有意義な時間を過ごすことができると思う。英語の上手さだけで評価される事は全くなく、それまでの努力や過程を大切にしてくれるゼミであることを伝えたい。
  • 英語を学びたい学生はもちろん、自分らしさを生かしたい学生にもおすすめだと感じる。他人の意見や好み、考えを否定せず尊重できる人が多いと思う。居心地が良く、このゼミを選んでみんなと学ぶことができて本当に良かったと思う。
  • 留学や長期インターンに挑戦している仲間がいるからこそモチベーションを高く保つことができる。さらに、学業面以外の懇親会やゼミ合宿、イベントなど自分たちで提案するとみんなで進めて開催できる。

◆これまでの活動記録は以下にあります。
https://sites.google.com/site/aymatsu/Home/zemi

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