野坂 博南 ゼミ

  • 産業・企業経済コース
  • 産業・企業経済専修

ゼミの内容について

ゼミでは、雇用や失業問題などの労働経済学を中心に勉強します。最近のゼミ生が研究していた分野としては、女性労働、働き過ぎやワークライフバランス、(アルバイト・派遣労働などの)非正規雇用、外国人労働、教員の雇用、離職問題、コロナ下の経済問題など様々です。その他でも、未婚化・晩婚化問題も働き方との関係で分析することも考えられます。

ゼミの発表や卒業論文では雇用や失業の問題を主に扱いますが、ゼミ生の希望に沿った形でテーマを設定しますので、上で挙げたように、毎年様々な内容のトピックが研究されています。

ゼミ活動の進め方

卒業までに理論とデータ分析の基礎を習得し、卒業論文を完成させることを目標としています。そのために、3年次では教科書や政府の労働経済白書等を利用して理論や統計に関する理解を深めます。また、データを使った分析ができるように統計ソフトを利用したパソコンによる実習を行います。これらを踏まえて、班に分かれてテーマを決め研究報告等を行っています。4年次では主に卒業論文を完成させることになりますが、3年次にも準備として一部の作業を行う予定です。また、ゼミ生の希望を勘案して、過去にはディベートや研究報告の大会に参加したり、合宿などを行ってきました。

これらの研究内容や催しに関しては、その多くをゼミ生自身に考えてもらうのがゼミの特徴です。今後についても、いくつかの行事に参加することを考えていますが、内容や進め方に関してはゼミ生の意思が重要と考えています。そのためにも積極的に発言し参加できるような環境を整えて行くつもりです。

所属するゼミ生の声

[ゼミ活動の流れ(2023年度4年生の場合)]
2021年秋学期:労働経済学の教科書の輪読
2022年春学期:Excelについて学ぶ・ゼミ大会に向けてプレゼン資料の作成
2022年秋学期:10月に学外プレゼン大会に参加、12月に学内大会に参加・1月から卒論に向けての準備
2023年春学期:卒論の作成・中間発表
2023年秋学期:卒論の作成・卒論提出
[ゼミ活動の内容(2023年度4年生の場合)]
2年次後期では、まず、労働経済学の参考書の輪読を行い、幅広い知識を身につけました。また、レクリエーションを通じて同じゼミ生徒との交流を深めました。

3年次に入ると、各自の関心のある労働の分野に応じて3〜4人のグループで班を作り、協力して研究を行いました。研究内容では、身の回りや現代社会で問題となっていることをテーマに課題を設定しました。研究では、先行研究の分析や統計を調査しデータ収集などを行い資料を作成していきました。学内または学外の学生研究発表会で成果を発表し、プレゼン技術の向上やゼミ外の同じ学生の意見を吸収することができました。

4年次では、グループでおこなってきた研究内容や新たに興味のある分野について卒業論文の作成に取り掛かりました。野坂教授のサポートを受け、より深い知識を吸収し、データを収集し実際に分析をすることで自身の研究を完成させて行きました。
[ゼミ活動の特徴]
野坂ゼミは自由度が高いことが特徴です。ゼミ生は興味のあるテーマに取り組むことができ、先生も積極的にサポートしてくれます。分からないことがあれば授業時間外でもオンライン、オフライン問わず先生に相談にも乗ってもらえます。自分たちで決めることが多く大変なときもありますが、終わったときには達成感を得られます!
[ゼミ活動の雰囲気]
私達4回生は全19名から構成されるゼミになっていました。男女比率もほぼ半々になっていて講義も和気あいあいとした雰囲気で会話を交えながら行っていました。グループごとに決めた労働経済のテーマに沿って分かれて作業することが多いです。

他のグループとの交流もあり、コロナが落ち着いてからは年に数回、飲み会をしていました。先生も参加してくれたこともあり、たまにスタバに連れて行ってもらえることもありました。

労働経済を学びつつ切り替えながら楽しく大学生活を過ごしたい人にオススメです!
[勝手にQ&A]
Q:一人でのゼミに入っても大丈夫ですか。
A:大丈夫です。自己紹介の機会も多いですし、基本的にグループ活動を行うので安心してください。

Q:ゼミの希望用紙に役職を書けと書いてありますが、何を書けばよいでしょうか。
A:何を書いていただいても大丈夫です。入った後に面談時の役職に就く必要はありません。私は上級生とのパイプ役という役職で面談しましたが一度もやっていません。

Q:ゼミではどんな活動をしましたか。
A:3回前期では主に労働経済について、エクセル操作についての参考書を元に輪読、学習を行いました。後期では経済ゼミ大会にむけてグループでテーマを決め活動します。4回生では各自のテーマをもとに卒論を一年かけて執筆します。
[主な卒論の題名(2023年度4年生)]
・教員不足が与える影響について
・新型コロナウィルス蔓延防止対策の効果
・なぜ日本の賃金は他の先進国と比べて上がらないのか
・女性活躍と勤続年数の関係性
・家族類型が女性の就業に与える影響
・「働き方改革」導入による所定外労働時間への影響
・喫煙行動や割引率が転職へ与える影響
・技能実習生の地域分布から見た問題点と共生社会の実現

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