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小学校への出張講義報告(高槻市立南大冠小)(10.12.15)

2010年12月15日

2010年12月15日(水)、高槻市立南大冠小学校の6年生3クラスを対象に出張講義を実施しました。
テーマは「聴こえない音:超音波を見よう!」(関西大学 山本先生)でした。
南大冠小学校は高槻駅からバスに乗って南に突き進んだところにあります。
南大冠小学校には今回で二回目の訪問となります。

山本先生からは、「超音波を聞いたことがある人?」との問いかけからはじまり、イルカやコウモリなどの超音波を使う動物の話、お母さんのお腹の中の赤ちゃんの超音波診断や、超音波によるガンの治療など医療の話がありました。
そして、一人ひとり超音波の周波数の範囲が違うことを確認してもらいました。
各周波数の音を覚えてもらった後は、クイズ形式で音の周波数当てをしました。
この周波数クイズでは、はじめて満点の人が現れただけでなく、三人もいたので山本先生も驚いていました。

その次は各実験テーブルに移り、「超音波で手を洗おう」「超音波で物を浮かそう」「超音波で霧を出そう」「超音波スピーカー」などのバラエティー豊かな実験をティーチングアシスタントの学生たちのサポートの元で行いました。
生徒たちは超音波スピーカーや超音波で発生させた人工の霧に驚いたり、超音波でアルミホイルに穴を開けて手をつっこんだり、グループに別れて何個の発泡スチロールの球を超音波で浮かせることができるのかの競争など、夢中で実験に参加していました。

アンケートには「超音波は聞いたことあったけど具体的に教えてもらえておもしろかったです。」「いろんな実験をしておもしろかった。」「霧の出すやつの実験がたのしかった。他の実験も楽しかった。」「しらないことがたくさん分かったから。」「先生が分かりやすく説明してくれた。」など、多くの感想が寄せられました。

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小学校への出張講義報告(高槻市立津之江小)(10.12.09)

2010年12月 9日

2010年12月9日(木)、高槻市立津之江小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
実験講義のテーマは「顕微鏡で生物を観察しよう!」(関西大学 河原先生)でした。

河原先生の実験講義が始まり、「納豆菌はひとつの細胞だったら目で見えません。でも何十億もの細胞が集まって、コロニーになると肉眼でも見えます。」、「顕微鏡は病院でガンの細胞を確認する検査のためなどいろいろなところで使われています。」というお話と、はじめて顕微鏡で微生物を発見したオランダの商人、レーヴェンフックと同じ顕微鏡で植物の葉のプレパラートを作ってもらいました。
「えーできるのかなー」と不安と期待の表情を浮かべる生徒たちもいました。
ティーチングアシスタントの学生も交えて実験がはじまり、紅葉や大きな葉っぱを持ち込んでいる生徒もいました。
生徒たちは自分の顕微鏡や高性能の光学顕微鏡で自分のプレパラートや動物の組織のプレパラートの顕微鏡観察にはまりこんでいました。

短時間の濃密な実験講義の時間は瞬く間に過ぎ去り、生徒たちから「まさか、あれだけ小さいもので見れるなんて思いもしなかったし、見えたのでたのしかった。」「色々な生物のさいぼうを見るのがおもしろかった。」「けんび鏡を作れたから楽しかった」「先生の話し方がよかった。」「付いていた人が優しくおしえてくれた」などのたくさんの感想をいただきました。

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小学校への出張講義報告(高槻市立玉川小)(10.12.08)

2010年12月 8日

平成22年12月8日(水)に高槻市立玉川小学校の6年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。
玉川小学校は富田団地の中にある小学校で、今回が初めての訪問となります。

今回は2クラス合同の2限連続で関西大学 倉田先生の「腕の動きと筋肉の働き」についての授業を行いました。
この実験講義では筋肉の活動を測定する筋電計を使用します。
倉田先生の研究室のティーチングアシスタントの学生が実験のモデルとなり、真冬の最中でもTシャツ姿となって力こぶの筋肉をむき出しにして測定される人(被験者)になります。
腕を曲げるときに発生する力こぶのパルス、腕を伸ばすときに発生する二の腕のパルスが視聴覚室のスクリーンに映しだされ、倉田先生と学生との力比べでとても大きな筋力が発生していました。

休み時間には筋電計の実体験コーナーも設け、自分の筋肉の波形を見てみたい生徒たちの行列ができました。
また机ではティーチングアシスタントの学生さんと小学生の腕相撲大会も開催しました。
休み時間の後は倉田先生が、人工骨に曲げる筋肉と伸ばす筋肉の2種類の人工筋肉が付いた模型を使って筋肉の動きに解説を加えました。

その次はティーチングアシスタントの学生たちが人工筋肉の模型を持って生徒たちに感触を体験してもらいました。
「人工筋肉の中身はどうなっているの?」と質問する生徒もいました。
腕の力こぶの筋肉の曲げるときの「長さ」、「太さ」はどうなったのか、記入式のテキストに生徒たちは次々と書きこんでいきます。
授業の後半はテコの法則の復習と、骨と筋肉の関係にテコを当てはめて深く考えてもらいました。

倉田先生から「人間の体は腕だけでなく、足も胴体も逆の働きをする筋肉で制御されています。年をとると腰が曲がるのは、腹筋の筋肉の力が強く、背中の筋肉が負けてしまうからです。みんなもよく食べて、よく寝て、たまには勉強して、筋肉も鍛えて老後に備えて丈夫な体をつくろう!」とお話があり、実験講義は締めくくられました。

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