本研究機構について皆様からいただきましたご質問と、その回答を紹介いたします。
高槻市内に拠点を持つ関西大学、大阪医科大学、大阪薬科大学の三校が連携して異なる大学間の文化を持ち寄り、医学・工学・薬学にそれぞれの専門について精通したジェネラリストとしてそれぞれの分野の橋渡しとなる人材を養成し、生命科学や人間工学からさらに踏み込んだ人間の生活、健康に深く結びついたところに特化した人間理解をキーワードとして学際的研究を発展させていくことを目標としています。
また高槻市への地域社会への貢献として、シンポジウム、市民公開講座、小・中・高への出張講義なども開催し、地域住民の皆様の健康のための一般及び専門的知識の啓蒙、生涯学習、未来を担うこどもたちへの理科離れに歯止めをかけるなどの教育活動にも積極的に取り組んでいきます。
春学期(前期)には、関西大学から「微生物学4」(大阪医科大学のみ受信)、大阪医科大学から「健康科学概論」、大阪薬科大学から「応用放射化学」と「生薬学2」という講義を受けることができます。さらに平成23年度から三大学共通講義科目「医工薬連環科学」が新設され関西大学、大阪医科大学、大阪薬科大学の教員らによるオムニバス形式で、開講されます。
秋学期(後期)では、関西大学から「福祉工学概論」、「社会環境適応材料」、「機能性食品」、「栄養科学」と「バイオメカニクス」、大阪医科大学からは「医学概論」、大阪薬科大学からは「生薬学1」と「機能形態学1」という講義を受けることができます。講義の概要等については詳しくは本ウェブサイトの「三大学の学生のみなさんへ」をご覧ください。
関西大学では、大阪医科大学および大阪薬科大学からの本取組みの配信科目は関西大学での授業科目として取り扱い、卒業所要単位に算入できます。
大阪医科大学および大阪薬科大学では、本取組みの配信科目はそれぞれの大学の授業科目として取り扱い、卒業所要単位に算入できます。履修登録はそれぞれの大学で行ってください。
関西大学では大学院生でも学部配当科目として受講可能で単位を取得できます。詳細は教務センターへお尋ね下さい。また、聴講は自由ですので遠慮なく参加して下さい。
理解できると思います。ただし、薬用植物学や漢方処方の専門用語も使われますので、これに関しては、大阪薬科大学の特任教員が関西大学の講義室に来て、講義時間中、(講義の邪魔にならないように)板書で解説を加えます。また、講義補助の教員が、生薬標本(実物)も講義の進行に合わせて回覧してくれます。
それぞれの担当教員に一任されています。
本年度は、他大学の学生に対しては筆記試験ではなくレポート提出をテストに代えます。
毎回、出欠を確認しています。出席点などの評価の扱いは講義の担当教員に一任されています。
受信設備が整う前の講義はDVDで保存されています。いつどこでこれを上映するかは各大学において決めています。本ホームページ「三大学の学生のみなさんへ」授業情報や、各大学の講義情報をご覧ください。
双方向通信が可能なTV会議システムを使用しているので、質問することができます。開始前、および講義の終了後にご遠慮なく質問してください。また、授業アンケートと質問シートを配布しているのでそこで質問されてもかまいません。アンケートで質問された場合には、次回の講義の前後に回答できるようにしています。
講義では国家試験に重要な項目については時々言及もありますが、広く興味を持っていただける専門的な内容の講義が抜粋されています。講義を受講することによって医学系、薬学系の専門大学という風土の違う視点から物事を思考する良い機会になると思います。特に生命系に関わる学生の方には将来研究室に配属された場合、役立つ内容の講義も多いでしょう。
また、医師資格、薬剤師資格はそれぞれの専門大学の所属の方のみ取得できる資格ですが、大阪薬科大学からの配信授業である「応用放射化学」では、専門大学以外の大学生の方でも国家資格を取得できる「放射線取扱主任者」についての解説もありますので、興味のある方は受講して下さい。
大阪医科大学の「医学概論」は1年生向けの概論で将来医者になる人の心構えに配慮した内容になっています。また平成22年4月からは、看護学部からの「健康科学概論」も将来看護師になる人に配慮した内容になっていますが、いずれの講義も工学や薬学を専攻している学生さんにとっても興味深い内容になっています。これらの科目は担当教員が次々と変わるオムニバス形式となっています。
あまりに専門性が高すぎる講義は受講の垣根が高くなるなどの配慮から現在、配信対象としては見送っています。また、講義時間は大阪医科大学では1年生までは90分授業で他の二大学と同じですが、2年生からは60分授業であるなどの違いがあるためです。他大学の専門的な内容であっても興味がある講義があれば三大学医工薬連環科学教育研究機構まで電子メールか、毎回講義の折に配布しているアンケート用紙にご記入して下さい。検討項目とさせていただきます。
関西大学、大阪医科大学では通常5限目は、16:20開始ですが、配信科目がある場合のみ16:30開始となり、それぞれの大学の授業時間帯に対して相互配慮が実施されています。
本ウェブサイト「三大学の学生のみなさんへ」教科書・参考書をご覧ください、ここに記載されている参考書以外については各担当教員へご質問して下さい。また、必要に応じてプリントを配布したり、講義中に参考となる図書を紹介することもありますので、参照してみてください。
シンポジウムの共催などを行ってそれぞれの大学の研究室での研究内容の発表が実施されています。将来的には大学間の共同研究などに取り組み活性化させていきたいと考えています。
小学校、中学校の出張講義に関しては、高槻市教育センターを通じてお問い合わせ下さい。現在のところ地域振興を掲げているため高槻市内の学校に限定しています。高等学校は府の管轄となるので対象となりません。
授業内容例は、こちらをご覧ください。
今後、出張講義内容も充実させていきます。
はい。開催場所は高槻市内ですが、どなたでも参加していただけます。
案内チラシやウェブサイトの案内等をご覧ください。主催者側としては、おおよそ150名から200名前後の聴講を想定していますが、厳密な人数制限は設けていませんので奮ってご参加ください。ただしこども体験コーナーは保護者同伴でのみ参加可能で、予定人数(20組程度)がオーバーした場合は先着順になりますのでご了承ください。
関西大学、大阪医科大学、大阪薬科大学と専門分野の異なる三大学を巡って高校生を対象とした医学・工学・薬学に関わる研究を体験できます。JSTサイエンスキャンプは独立行政法人 科学技術振興機構の主催であり、三大学医工薬連環科学教育研究機構(関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学)は共催する受け入れ機関として今夏の開催校となります。
小学1年生~小学3年生までは、「未来の生活について」という課題で作文と絵を募集します。小学4年生~小学6年生と中学生については理科自由研究を募集します。個人だけでなくサイエンスクラブ、クラス単位などのグループでの投稿も受付けます。高槻市内在住者、または高槻市内の学校に通う小・中学生が対象になっております。学校単位でのお申し込みをお願いしています。
夏休みに小学生・中学生を対象としたユニークな科学実験を体験することができます。高槻市内にある関西大学ミューズキャンパスにて開催いたします。
三大学が、医工薬それぞれの分野から、第一線の研究者を迎え、最前線の研究について理解を深め、医工薬境界領域研究の今後を展望するとともに、医工薬連環科学分野における人材育成のための将来の指針を考える内容を提供しています。
対象は、一般市民、および研究者となります。