Educational contents

教育内容

国語

言葉と楽しく、一歩ずつ

国語科では、言葉とじっくり向き合う経験を大切にしながら、伝え合う充実感・伝える喜び・表現する楽しさを感じる子を育てます。また、「分かる」から「使える」言葉の力をつけることもめざしていきます。豊かな感性や言語感覚を育み、論理的な思考力も鍛えられるよう、テキストの開発や授業展開の工夫に取り組んでいます。

算数

基礎・基本の確実な定着の上に立ち本質的な算数の楽しさを学べる算数

初等部では、子どもたちが自ら学び続け、算数・数学の本質的な魅力を実感できる授業を進めます。例えば、問題に出合った時に、その問題をどのように理解し、解決の計画を立てるのかについて深く話し合います。ただ問題に正答することではなく、算数の学びを通して問題発見力を高めることを目指しています。学ぶ内容が、客観性をもって系統的に並べられている算数の独自性を生かした学びであると言えます。また、お互いの考えを算数の言葉である図や式で表現し合ったり、読み合ったりすることを大事にしています。

理科

考える楽しさを学ばせ、科学的な思考力を育成します

本校では、観察・実験などの実体験を充実させた授業をしています。一方で、情報化社会への対応も見据え、積極的に情報機器も活用しています。深い学びにつながる思考力の育成と共に、子どもたちの探究心を喚起する授業を目指しています。

関西大学初等部中等部高等部理科通信 “SCIENCE PARK”

社会

自分たちの生活と社会的事象をつなぎ主体的・対話的な活動で問題を解決します

中学年では警察や消防、ごみ処理センターや浄水場の見学、高学年では稲作体験や自動車工場の見学、そして京都・奈良、被爆地である広島へフィールドワークに出かけます。既有知識と生活経験をつなぎ、多様な価値観を認め合いながら問題解決をめざします。社会の当たり前の仕組みや事象に対して、違う視点や立場というフィルタリングを通して見ることで社会的な見方・考え方がみがかれていきます。気づきや疑問を感じたことから学習問題を立て、資料から根拠を導き出し主体的に解決へと向かっていく。それが関西大学初等部社会科の特長です。

英語

英語コミュニケーション力の基礎を育む6年間

英語教育の目標は、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく伸ばすことです。学習は1年生からスタート。しっかりと授業時間を確保し、6年生まで継続的に取り組んでいきます。授業は、ネイティブスピーカーの教員と日本人教員が必ずペアになって指導し、デジタル教材も積極的に利用して正確な発音とコミュニケーションに必要な力を養います。これらの英語教育は、総合的な学習の時間と関連づけながら学習を行っていきます。

生活

自身の生活を見つめる、さまざまな体験活動

生活科では、具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、社会や自然とのかかわりに関心をもち、身近な生活に関わる見方や考え方を学びます。また、その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせることで、自立への基礎を養います。自然観察を目的とした校外学習では、自然に詳しい指導員の方々と一緒に、木や草花、その周りに生息する生き物の素晴らしさを体験しています。このような体験から得た気づきが、子どもたちにとって大きな財産になっていくよう見守っています。

音楽

音楽を通して豊かな表現力を身につける

歌うことや聴くことが一体となった活動の中で、「音楽で遊ぶ」楽しさを知り、自然に感覚的な要素を育てます。そして、感覚的に把握したものを知的理解に結びつけるため、ソルフェージュ(読譜及び視唱)を通じて基礎的な拍子感・リズム感・音感を育成し、「音楽を理解する」楽しさ、「音楽を自ら表現する」楽しさへと導きます。

図面工作

創造活動の基本的な能力を育成

図画工作では、一人ひとりの感覚や感じ方を大切にしながら、楽しく表現活動や鑑賞活動を行います。感じたことや思ったこと、考えたことを形や色などのイメージとして捉え、試行錯誤を重ねながら自分の思いを表現していきます。鑑賞活動では、良さや美しさを感じ取ったり、自分と他者のものの見方や感じ方の違いを話し合ったりしながら、発想力、表現力、鑑賞力を相乗的に高めていきます。楽しみながら創造活動を行うことにより、生涯にわたって造形や美術に主体的に関わっていく態度を培い、豊かな人間性を育みます。

家庭

自立した生活を送ることができる生活者を育成

家庭科では、「家庭生活をより豊かに」をモットーに、生活に直結した具体的・実践的な事柄について学びます。裁縫実習では、基本的な技能を身につけた後、それを応用して実用的な物を製作します。製作した物を実生活で活用することにより、手作りしたものの良さや、作ることの楽しさを学びます。調理実習では、基本的な調理法を身につけることで、自立した生活への基礎を培います。

体育

仲間と協力して、より高いめあてを達成していく喜びを

体育では、子ども一人ひとりが挑戦課題を持って取り組める学習を大切にします。もちろんできる、できないは重要ですが、それより大事にしたいことは、あきらめずに挑戦すること、どうしたらできるようになるのか考えることです。その姿勢は他の教科や、これから先の子どもたちの人生に繋がるからです。本校の体育では、人工芝、アリーナ、武道場、そして1年間使用できる温水プールがあり、年間を通して様々な運動に親しめる環境があります。これらの施設の中で、仲間と励まし合い、楽しみながら運動する喜びを味わい、将来にわたって運動に親しむ態度を育てます。

道徳

自己の生き方をみつめる道徳科

本校の道徳科の授業では、子どもたちが自己の生き方を主体的に深く考えることができるように、適した教材を選んだり授業展開を創意工夫したりしています。多様な価値観を有する現代社会を生き抜くために、まず自ら考えます。そして、友だちとの対話を大切にしながら協働し、自分なりのよりよい生き方をみつけていきます。道徳的な思考力・判断力を高め、他者とともに生きようとする心の教育を展開するなかで、現実社会での実践力を身につけます。

宿泊体験学習

2年生は高槻キャンパスにある高岳館で、3年生は奈良県・飛鳥文化研究所で、体験活動を実施。4年生は兵庫県・ハチ高原でスキー体験学習を行い、5年生は鳥取県・大山で体験活動を行いました。6年生は海外研修旅行で異文化交流を行うなど、さまざまな体験に挑戦します。

モジュール学習

朝の15分間を使って、国語や算数、英語の学習に取り組みます。1・2年生はネイティブスピーカーの教員を中心としたレクチャーで英語を楽しみながら学習。足踏みしたりジャンプしたり、身体を動かしながら学んで頭を活性化させます。3年生以降も、音読や読み聞かせ、また小テストなどで知識の定着をめざします。

異年齢学習

学年や学級の異なる子どもたちが、給食や遊び、縦割り活動、集団下校などで触れ合い、交流を図ることによって、人間関係をより深められるようにしています。例えば、6年生がお昼休みに1・2年生と遊んだり、初等部中等部対抗百人一首大会や中高等部吹奏楽部のクリスマスコンサートなど、中等部や高等部の生徒たちとも触れ合う機会を設けています。