第2学舎

正門を入ってすぐの右手に広がる第2学舎は1号館から4号館まであり、主に経済、商両学部学生と会計専門職大学院生の学び舎となっています。現在の1号館は、1936(昭和11)年に建てられた旧制予科校舎を1994(平成6)年に建て替えたものです。

【テラス】

2号館の屋外に設置されたオープンカフェのテラスは、木立に囲まれたくつろぎの空間で、学生たちの憩いの場。春には絶好のお花見スポットです。

【関西大学・平成天神祭(こて絵)】

鏝絵とは、左官職人が壁を塗る鏝で絵を描いた漆喰装飾の一技法です。2号館の玄関に設置されているこの作品は、天神祭を題材に、奉拝船「関大丸」と「千成びょうたん」をシンボルとして、なにわの夏の夜の賑わいと厳かな神事を絵巻物のように表現しています。

BIGホール100

第2学舎4号館は、関西大学創立120周年および経済、商両学部創設100周年記念事業の一環として建設されました。その中にあるBIGホール100は、3階まで吹き抜けた大空間となっており、1000人以上を収容できます。400インチ大スクリーン2面を備えたシアター系ホールです。

経済学部・商学部研究棟

関西大学創立80周年記念事業の一つとして1965(昭和40)年に建設されました。個人研究室70室のほか、共同研究室10室、特別研究室、資料室、事務室などが設けられました。

円神館

1964(昭和39)年、専門図書館として建てられました。ITセンターになったのは2004(平成16)年です。学内外の研究機関と先端的研究や教育が実施できる環境を備えるとともに、学生や教職員が自由に利用できるパソコンコーナーやグループ学習用スペースが設けられています。円形のフォルムと16本の丸柱の造形が目をひきます。

総合図書館

図書館建築の第一人者、鬼頭梓が設計し、1985(昭和60)年に開館しました。大学図書館としてはトップクラスの規模と設備を誇り、研究者と学生、いずれの要望にも応えられる蔵書構成とサービス機能を備えた「知の殿堂」です。

【友の像】

総合図書館の正面玄関に向かって右側に立つ青年2人の等身大像です。日本美術界の重鎮であった朝倉文雄(文化勲章受章者)が日展に出品した作品で、若々しい気魄と叡智に満ちた像は、友情のすばらしさを感じさせてくれます。

モニュメント時計

校章の葦の葉をモチーフにデザインされた時計塔は、関西大学の新たなシンボルの一つとして設置されました。正門を潜り抜けた正面にそびえており、休憩時間には学生たちの待ち合わせスポットとして賑わっています。

山岡順太郎像

総合図書館の南側、木立の中に関西大学中興の祖と呼ばれる山岡順太郎の像が建っています。胸像は戦前からありましたが、戦時中に供出され、関西大学創立80周年を記念して1965(昭和40)年に再建されました。

山岡順太郎

総理事兼学長。1922(大正11)年の大学昇格に尽力し、関西大学発展の礎を築きました。山岡が提唱した、「学理と実際との調和」「国際的精神の涵養」「外国語学習の必要」「体育の奨励」の4点からなる「学の実化(じつげ)」は関西大学の学是となっています。

正門

緩やかな坂になっている関大前通りの延長線上に正門はあります。通行を遮断する門扉がない代わりに新関西大学会館の北棟と南棟をつなぐモニュメントゲートが玄関をイメージさせます。「關西大學」の門標は、卒業式の日に人気の記念撮影スポットになります。