博士課程前期課程
システム理工学専攻
システム理工学専攻は「しくみづくり」を基幹コンセプトにしています。この専攻では、「科学技術システムにおける高機能で安全なしくみの創造」を基本理念として、自然科学としての数学や物理学の基礎教育体系を基盤に機械、電気、電子、情報通信の基盤工学についての教育を通じ、これらの分野を横断した幅広い視野と共に基礎・応用領域縦断型の問題発見・問題解決能力を併せもつ学生を育成することを目的としています。この目的に基づき、先端知識や新技術の背後にある現象の本質を基礎から理解できる力を身に付けさせ、国際的な舞台で次代の産業界をリードできる有能な人材や技術社会システムの先端的研究課題を解明できる人材を養成しています。
博士課程後期課程
総合理工学専攻
前期課程の各専門領域を担当する分野で研鑚を積み、さらに研究者への道を歩みたいと考える学生は、後期課程における総合理工学専攻に進学することになります。後期課程では前期課程のような分野に縛られない、総合的な研究指導体制をとっています。これによって、学生は主たる指導教員の指導のもとに、分野を越えて専門の異なる複数の教員の指導を受けることが可能になり、広い視野に立った斬新な研究が活性化されます。後期課程において行った研究の成果をもとに博士論文をまとめ、審査を受けて学位を取得できます。この後期課程は、学内の先端科学技術推進機構との連携はもちろん、国内の他研究機関や海外の大学との連携・交流を強化拡大し、多面的な研究教育を実践する方針をもっています。在学生は自身の研究を通じてこれらの活動に貢献することになり、さらにそれによって広い学識と国際的視野をもつ専門研究者への道を歩むことができます。