システム理工学部

極微の素粒子から物質・生物そして宇宙までを対象にその本質を探究する。 極微の素粒子から物質・生物そして宇宙までを対象にその本質を探究する。

極微の素粒子から物質・生物そして宇宙までを対象にその本質を探究する。

物理学は極微の素粒子から物質、生物、そして宇宙全体までを対象にする学問です。自然現象の本質を解明する研究成果や理論が社会に大きな変化をもたらしている例は、枚挙にいとまがありません。本学科では、このような研究成果を社会に還元し、世界の発展に貢献できる技術者・研究者の育成をめざしています。卒業生は、情報、電機、機械、化学などの産業界をはじめ、さまざまな分野での活躍が期待されています。

研究室の窓

自然法則の理解と発見を通して、未知の問題に挑戦できる力をはぐくむ。

ロケットなどの宇宙開発、スマートフォンなどの電子機器開発、IoTに代表される情報技術など私たちの社会に欠かせない技術は、物理学を基盤としています。学生は講義科目と実験科目をバランスよく学んだ上で研究活動に取り組みます。学生生活で得た知識と研究成果を社会に還元することにより、世界の発展に貢献できる技術者・研究者の育成をめざしています。卒業生は製造業だけでなく教育、金融など幅広い分野で活躍しています。

理工学研究科 システム理工学専攻
博士課程前期課程 2年次生
寺地 亮博

Q. 特別研究で取り組んでいることを教えてください。

宇宙ロケットの固体推進薬をマイクロフォーカスX線CT装置で3次元撮影し、内部の酸化剤粒子がどのように集積しているかを可視化します。各粒子の位置形状や粒子間距離、外圧による粒子の傾きや移動量をミクロン単位で全数分析する方法を開発しています。




Q. 研究の展望を教えてください。

大型惑星の宇宙探査機で固体燃料ブースターが使えるように、宇宙航行中に-100℃を下回る低温の推進薬を安全に輸送し、探査機離陸時に正常に着火・燃焼できるかを検証しています。この研究を通じて火星地表でサンプル採取して地球に持ち帰る等の様々な深宇宙探査プロジェクトの実現に貢献できます。

学びのキーワード

【新しい実験装置を開発したい】
【コンピュータを使って大計算をしたい】
【自然法則を探究したい】

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コース紹介

基礎・計算物理コース

量子力学、流体力学など物理学の骨格となる科目を学んで自然法則の理解を深め、さらにコンピュータによる数値シミュレーションの実習などを通して、研究者、技術者、教員となる基礎を身に付けます。

応用物理コース

光や超音波あるいは磁石(電子のスピン)について深く学び、より効率の高い太陽電池や高性能な医療診断装置あるいは高密度メモリーの開発などにつながる知識と実験技術を身に付けます。

  • 磁壁移動型メモリのイメージ図

  • 乱流の可能化・メカニズムの解明

  • ガラス円柱の振動モードの光学的可視化像

  • 独自開発したナノ構造間相互作用精密制御装置(PICSN)

取得できる資格

所定単位を修得すると資格を取得できるもの

中学校教諭一種免許状〔数学・理科〕 、高等学校教諭一種免許状〔数学・理科〕 、
司書、司書教諭、学芸員

所定単位を修得すると在学時から受験資格が得られるもの

甲種危険物取扱者

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