システム理工学部

数学科 授業Pick up 数学科 授業Pick up

オリエンテーションゼミナール オリエンテーションゼミナール

1年次の春学期に行われる授業です。現代数学の基本事項である「集合」「写像」「実数の連続性」などについてゼミナール形式で学習します。教科書を精読しながら「集合」「写像」の概念や基本的性質への理解を深めるとともに、大学における数学の学び方を身につけます。少人数で学ぶため、学生同士や学生と教員が交流を図りやすく、大学生活をスムーズにスタートさせるきっかけとなる授業です。

コンピューター実験数学II コンピューター実験数学II

数学の分野で計算機(コンピュータ)はどのように用いられているのでしょうか。この授業では、計算機と数学との関わりについて、線形代数、微分方程式、特殊関数、数値解析、統計的シミュレーションなどを題材に学びます。例えば、線形代数では、行列の固有値と固有ベクトルの計算や行列の分解などに計算機が活用されています。また、微分方程式の解として現れる特殊関数の性質を計算機を使って調べたり、そのグラフを書いたりします。

集合と位相II 集合と位相II

集合と位相は現代数学の基礎として数学のあらゆる分野で使われています。2つの点が近いかどうかを調べるには、それを測るためのものさし=距離を用います。例えば、数直線上の2点であれば差の絶対値が2点間の距離になります。この授業では、数直線や座標空間以外のさまざまな集合上に距離を導入し、その性質を調べます。さらに近さの概念を抽象化して得られる位相の考え方を学び、より高度な現代数学を理解するための土台を築きます。

確率論I 確率論I

確率論は、ランダムな現象の中に法則性を見出して、その法則を記述する数学的枠組を構築し、その枠組のもとで現象を数学的に解析する学問です。この授業では、確率変数、確率分布、独立性等の基本的な概念を学ぶ中で、ランダムな現象の理解を進め、基本的な確率演算の習得を図ります。そのうえで、極限操作を通じて、大数の法則、中心極限定理、大偏差原理等の法則・原理が見出される仕組みを学習します。

解析学IV 解析学IV

数学科3年次生向けの偏微分方程式の講義。2年次までの微分・積分などの知識を総動員して、変数が2つ以上ある微分方程式の精緻な理論に触れます。波や熱の伝わり方は偏微分方程式でうまく説明できることを学び、数学が幅広く理工学分野の役に立っていることが実感できます。

幾何学概論I 幾何学概論I

現代幾何学において研究の対象や舞台となる「図形」は多様体とよばれるものですが、その基本的な例としてはユークリッド空間や射影空間が挙げられます。この授業では、これらの空間に関わるユークリッド幾何や射影幾何などについて学びます。また、この授業は他学科の教職課程のための科目としても開講されています。

クローズアップ授業 クローズアップ授業

庄田 敏宏 教授
特別研究2:4年次生科目

勉強面でも私生活面でも、論理的に物事を考える習慣を身に付けてください。 勉強面でも私生活面でも、論理的に物事を考える習慣を身に付けてください。

本授業では指定された専門書を輪講します。専門的知識を正しく学ぶのみでなく、「今の議論は仮定をどこで使っているか?」「今の内容はどのようなストーリー展開か?」「今の仮定は本当に必要か?他の仮定に変えられるか?」などを意識しながら読み進めることにより、いつの間にか論証力・言語表現力など、多角的かつ多面的な思考力が身に付きます。

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