システム理工学部

数学科 OB・OGからのメッセージ 数学科 OB・OGからのメッセージ

データ分析会社

2018年3月 システム理工学部
数学科 卒業
五條 喜仁

データサイエンティストとして、AIや統計学でビジネス課題の解決を図ります。 データサイエンティストとして、AIや統計学でビジネス課題の解決を図ります。

製造業、通信業、流通業、製薬業など、さまざまな業界でのAIアルゴリズムの構築・システム開発・運用を支援しています。また、データサイエンティストの育成支援という教育事業も行っています。データサイエンスは、ECサイトでのレコメンドエンジン、翻訳に使用される自然言語処理など、社会で幅広く活用されています。また近年は企業のDX化が活発であり、データ分析を扱える人材が重要視されています。私は数学科で学ぶ中で、応用数学の1つである統計学に出会いました。数学を具体的なデータに適応して考察を得られることが非常に面白く、数学が社会でどのように役立つのかをイメージできました。さらに統計学を学ぶ過程でデータサイエンティストという職業を知り、答えのないビジネス課題をAIや統計学で解決できるように分解し、お客様の課題を解決できるように支援する仕事にとても魅力を感じたことが、現在の仕事につながっています。大学生活では学友や教員との出会い、新たな知識との遭遇が待っています。学問と真剣に向き合える非常に貴重な機会を生かし、ぜひ興味・関心がある学問を学んでください。

現在の仕事に生きている学科の学び

大学で数学や統計学を学んだことで、機械学習の理論をスムーズに理解できました。AIアルゴリズムがなぜうまく動作するのか、コードをどのように実装すれば良いのかという理解の手助けになります。

外資系生命保険会社

2011年3月 システム理工学部
数学科 卒業
木下 一成

数理的知識を最大限に生かし、アクチュアリー業務に従事しています。 数理的知識を最大限に生かし、アクチュアリー業務に従事しています。

数学を使った仕事に就きたいと考え、大学では確率論を専門に研究。現在、生命保険会社でアクチュアリーとして商品開発業務に携わっています。主な業務は、死亡率やがん発生率などのデータ分析をもとに、確率・統計といった数理的手法を用いて将来起こり得る事象を予測し、保険商品の保険料などを算定することです。新商品の販売や料率の改定などで国の認可をもらうために、金融庁との折衝も行います。私たちの資料や発言が経営計画や販売計画を大きく左右することもあり非常に大変ですが、やりがいがあります。大学に入学したら10年後、20年後といった将来の夢や目標を持ちましょう。目標が定まれば、大学で何をすべきか自ずと見えてくるはずです。また、社会に出るとコミュニケーション能力は欠かせません。サークルやアルバイトなどを通して人との接し方をしっかり身に付けながら、楽しいキャンパスライフを送ってください。

大阪府立旭高等学校

2014年3月 システム理工学部
数学科 卒業
井上 雅人

教員になるという高校時代の夢を実現。数学の面白さを広く伝えていきたいです。 教員になるという高校時代の夢を実現。数学の面白さを広く伝えていきたいです。

高校時代に教員をめざすようになり、大学では1年次からインターンシップに参加し、4年次には学校ボランティア活動を行うなど、数多くの教育現場を体験し、教員に必要な力を磨きました。現在は公立の高等学校で数学の教員をしています。担任もしており忙しい毎日ですが、専門分野である数学を通して、自分が面白いと感じたことや興味深いことを伝え、それに生徒が共感したときは、教員になって良かったと実感します。さらに多くの生徒に数学の面白さを知ってもらうため、今以上に話の引き出しを増やしていきたいと思っています。大学を選ぶ際に大切なのは、そこで何が学べるのかをしっかりと調べることです。自分のやりたいことができる大学選びをしましょう。そして入学したら、たくさんの経験を積んで、見聞を広めてください。積極的に行動することが大切です。きっと夢の実現にも生きてくるでしょう。

奈良県中学校教員

2013年3月 システム理工学部
数学科 卒業
家本 絢子

生徒一人ひとりと深く接することのできる環境にやりがいを感じています。 生徒一人ひとりと深く接することのできる環境にやりがいを感じています。

学生時代からどの教科よりも数学が好きで、友人に教えるのも得意だった私は今、全校生徒24人の小規模校で、数学科の教員をしています。1年生(9人)のクラス担任を受け持ち、数学以外に道徳、学活、総合の授業も担当。数学は全学年を教えています。授業以外にも部活動や生徒会活動を担当しており、慌しい面もありますが、教員はやりがいのある仕事だと日々感じています。また小規模校ゆえに、全校生徒一人ひとりとしっかり関わることができ、毎日が楽しいです。先輩の先生方もわからないことがあれば、時間の限り助言をくださるあたたかい環境で、その点にも魅力を感じています。進路を決めるのにはさまざまな理由があると思いますが、進路に迷っている高校生に伝えたいのは、大学での数学は高校までとはちがい、幾何学や統計学など、より広い分野をより深く把握できるということ。数学の概念をより深く知りたいという人はぜひ数学科で学んでみてください。

株式会社サミットシステムサービス

2011年3月 システム理工学部
数学科 卒業
近藤 昌也

アプリケーションの稼働に不可欠なサーバまわりの環境構築に携わっています。 アプリケーションの稼働に不可欠なサーバまわりの環境構築に携わっています。

当社は小規模ながら、社員一人ひとりが高い技術力を有するソフトウェア開発会社です。現在、私はシステムエンジニア(SE)として、ある企業の業務用アプリケーションの導入から保守、サポートに至る一連の業務に従事しています。特にアプリケーションの稼働に欠かせないサーバまわりの環境構築という重要な役割を任されており、やりがいを実感する日々を過ごしています。「数学を生かせる仕事は教員くらい」と考える人もいるようですが、数学で培う論理的思考力はどんな職種にも生かせる能力です。私も自分の考えを相手にわかりやすく伝える際、非常に役立っています。数学科受験を検討されている方は誇りをもって勉学に励んでほしいと思います。また、学生時代はさまざまな人と積極的に交流することが大切です。理系学生は人見知りの方が多い傾向にあるのですが、みずから行動して多くの仲間と出会ってください。大学でできた友人は一生の友になりますよ。

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