関西大学 人間健康学部

地域連携・その他Area cooperation

□「子ども虐待への対策と地域連携事業」を開催しました。

  • ■日時

7月14日(木)に、堺市と関西大学との地域連携事業の一環で、「子ども虐待への対策と地域連携」を開催いたしました。

テーマ:「社会的養護で育つ子どもの理解と家庭への支援-要保護児童を地域ではぐくむ-」

講演者:増沢高氏(子どもの虹情報研修センター研修部長)

司会:福田公教先生(関西大学人間健康学部准教授)

 要保護児童として社会的養護の下で暮らす子どもを理解し、地域の中で子どもの回復と成長を支える基本的視点を学ぶことを目的として講演会を開催いたしました。

 現在、児童相談所が扱う虐待の件数は年々増加しており、在宅支援ケースは9割で、施設や里親などで育つケースは約1割を占めます。子どもの心身発達のためには保護者、家族だけでなく地域の支援が必要となります。

 増沢高氏の講演では、子どもの夜間外出や家出、不登校などに対してその背景に「虐待」があるのではないかと考えてもらいたいこと、地域ができることは「子どもの居場所」を作ること、例えば部活動や相談ができる先生・大人、ボランティア等の地域活動などがあることが子どもの支えとなることなどが述べられました。

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