関西大学 人間健康学部

講演会・シンポジウム等Seminer

「すこやか教養講座(第4期)」の第3回を開催いたしました。

  • ■日時

2012年2月18日(土)に、すこやか教養講座(第4期)の第3回を開催いたしました。

講 師:関西大学人間健康学部教授 小田 伸午
テーマ:「シニア世代なら知っておきたい『からだ』のこと」

 小田先生からは、ご専門のスポーツ科学からみた健康科学、とりわけ中高年齢層の方に
役立つ身体の動かし方や心がまえについてお話いただきました。

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健康というと、身体の丈夫さをイメージしがちですが、健康はあらゆる面から考えなければ
なりません。たとえば、睡眠、食生活といったことが健康を支える重要な要因になります。
実際に、シニア世代の好きな健康法を調べた研究では、「よく眠ること」、「野菜を多く摂ること」、
「風呂に入ること」、「なるべく歩くこと」などが上位に挙がっています。

また、心の健康もとても大切です。具体的には「クヨクヨしない」、「腹を立てない」ように気持ち
を保つことや、花や鳥など美しいものを見て感情を動かすことが、心の健康につながります。

講義のなかでは、骨盤、腰、股関節等の位置を身体を動かしながら確認したり、片足で立って
閉眼した状態でバランス感覚を測ったり、心が明るくなる「スキップ歩き」をしたりと、受講者の
方々が参加して実技を行いました。その他にも、「わざと負けるじゃんけんゲーム」等、手指を
使った認知ゲームなどをとおして、隣席の受講者の方々と交流する時間がもたれました。

心と身体はつながっていること、単に身体を動かすのではなく、身体の動きをとおして心を
動かすことを意識した日常の過ごし方が大切であることを教えていただきました。

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