シリーズ 笑いの総合科学(第3期)の第1回を開催しました。
1月8日(日)に、「シリーズ 笑いの総合科学(第3期)」の第1回を開催いたしました。
講 師:ユーモア・コンサルタント 矢野宗宏
テーマ:笑えるなぞかけと小咄の作り方
「シリーズ笑いの総合科学」もいよいよ第3期を迎えました。第3期では「笑いを作る、笑いを
測る」というテーマを掲げ、笑いの作り方を実践的に学ぶとともに笑いを捉える方法について
検討し、笑いの人間に対するさまざまな影響・効果を考えます。
年明けの第1回目は、ユーモア・コンサルタントの矢野宗宏先生にお越し頂き、人を笑わせる
ための「なぞかけ」と「小咄」の作り方について受講者の皆さんと一緒に学びました。
「なぞかけ」とは「AとかけてBととく、そのこころは?」という言葉遊びです。Aというテーマ
(例:時計)に関連のある色々な言葉(例:秒針)を考え、それと洒落になるB(例:病身)を
あてはめ、さらにBに関連ある言葉(例:身体の弱い人)でときます。これで、「時計とかけて
身体の弱い人とときます。そのこころは?――病身です」というなぞかけの出来上がりです。
「小咄」は、普段の会話に洒落や誇張を効かせたちょっとした笑い話のことです。なぞかけ
とは違って会話形式の小咄では話し方などの表現を上手に用いる必要がありますが、ひとつ
やふたつ受けなくても元気よく行うのが小咄のポイントです。
なぞかけと小咄の作り方を学んだ後は、新春を祝って初夢をモチーフとした「羽団扇」という
落語を先生に披露して頂きました。先生の言葉巧みに情景をあらわす話の運び方を学びつつ、
七福神の登場するおめでたいお話に会場からは笑いと拍手が沸き起こりました。