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小学校への出張講義報告(高槻市立大冠小)(10.06.14)

2010年6月14日

平成22年6月14日(月)、高槻市立大冠小学校の6年生2クラス75人を対象に今年度初めての出張講義を実施しました。

この日は、2クラス合同2時間連続で、関西大学 倉田先生の「腕の動きと筋肉の働き」についての授業を行いました。

まず、実際に自分の身体の筋肉を触り、腕を動かすと筋肉の様子が変わることを体験した後、腕・筋肉模型実験装置を見て、骨と筋肉のつき方などを観察し、スケッチしました。
その後、ティーチング・アシスタントの大学生が腕に筋電計をつけ、腕の曲げ伸ばしによって筋電位が変化することをスクリーンで見た子ども達は大きな歓声をあげていました。
腕の動きを理解するためには、「てこの原理」の理解が必要ですが、この時点では未習分野だったため、「てこの原理」を学ぶ実験器具を用いて、解説を加えました。今後も、学校での学習進度を考慮した内容で、子ども達が楽しみながら理科に親しめるような出張講義を行ってまいります。

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小学校への出張講義報告(高槻市立如是小)(10.06.14)

2010年6月14日

2010年6月14日(月)、高槻市立如是小学校の5年生2クラスを対象に出張講義を実施しました。

「顕微鏡で生物を観察しよう!」(関西大学 河原先生)は今年度から開始する新テーマで今回が第一回目でした。

この日のために実験補助についてもらう大学の研究室に所属するティーチング・アシスタントの学生たちは入念にリハーサルをしました。
講義では河原先生から乳酸菌や納豆菌など身近な食品のなかにいる肉眼では見えない微生物の話から始まり、「微生物学の父」と呼ばれるレーウェンフックの単式顕微鏡を自分たちで手作して科学の歴史を追体験してもらいました。
また、こども達には事前に葉っぱを用意してもらい、これをサフラン染色後にプレパラートの作成も体験してもらいました。
大学の研究室でも使用されている高性能の光学顕微鏡を用いてさまざまな微生物、植物、動物組織のプレパラートを自由に観察してもらい、どんどん夢中になって顕微鏡を覗き込むこども達の興奮が伝わってきました。
アンケートでは「自分で顕微鏡を作れて楽しかった」、「眼に見えないものが見られてうれしかった」、「先生のせつめいがわかりやすかった」などの感想を数多く頂きました。

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高槻家族講座(第3回)報告(於:薬科大)(10.06.12)

2010年6月12日

平成22年6月12日(土)、大阪薬科大学において、高槻家族講座(通算第3回) 
シリーズ「食の楽しみ」第1回「もっと食べよう、米粉食品」を開催いたしました。
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第1部、第2部の講演には197名が、第2部のこども体験コーナーには、
小学生39名とその保護者28名が参加されました。



第1部 招待講演「お米で作る食べ物の話」

グリコ栄養食品㈱ 食品原料営業部 當麻 義人 氏

當麻氏は、まずはじめに、グリコグループの企業理念やグループ企業の概要について説明の後、地元高槻市に本社を置くグリコ栄養食品株式会社を紹介し、同社が取り扱う商品のうちグルテン製剤について説明されました。
次に、世界の食糧事情が深刻化していることと日本でお米の消費量が減ってきたことから米の活用の取り組みが始まり、米粉や飼料として利用する新規需要米が生産されるようになり、米粉製造の技術改良により米粉パンが作れるようになったとの説明がありました。
さらに、米粉を使った料理として米麺料理やたこやき、ケーキなどについて紹介されました。
最後に、高槻市の米生産事情について、府下第3位の生産量、作付面積があり、「ひのひかり」
「きぬひかり」の2品種が生産されていることなどが説明されました。 

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 第2部 講演「砂糖って悪者」

大阪樟蔭女子大学 学芸学部健康栄養学科 教授 北尾 悟 氏

北尾教授は、まずはじめに、「なぜ、私たちは食べ物を食べるのか?」について話され、砂糖の製造工程や分類等の砂糖の基本的な知識を紹介された後、砂糖と「虫歯」「肥満」「糖尿病」との関係を検証し、砂糖はそれらの一番の元凶ではなく、脳の栄養素としてなくてはならない甘味料であり、精神の安定をもたらすという隠されたパワーがあることを紹介されました。
さらに、先生達の研究により、砂糖を調理加工に用いた場合、食品素材のもつ機能を損なわない、つまり、素材のもつ機能を生かした調理加工には砂糖は欠かせない甘味料であるということが明らかになったことを紹介されました。

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 第2部 こども体験コーナー「米粉カレーパンを作ってみよう!」 
                                     米粉をつかって、アツアツのパンを作ろう

ご協力:グリコ栄養食品㈱

第2部として小学生を対象としたこども体験コーナーでは、グリコ栄養食品株式会社食品原料営業部の當麻氏をはじめとしたグリコ栄養食品の方々の指導のもと、米粉を使ったカレーパン作りの講習が行われました。
今回は昨年リニューアルオープンした大阪薬科大学の学生食堂が会場になりました。
最初にパン生地を手のひらで平べったくのばし、その中にカレー生地をのせて包み込み、形を整えたら水の入ったボウルに入れた後、パン粉の入ったボウルに移してパン粉をつけたら発酵のため小休止。この間に當麻講師から、パン生地の材料には地元高槻産のお米を使ったグルテン入り米粉「ささめ雪」を使用しているとの説明がありました。
発酵により少し大きくなったパン生地をグリコのお姉さんに渡して油で揚げてもらって、こんがりふっくらとしたカレーパンが出来上がりました。
こどもたちは自分で作ったカレーパンをおいしそうに食べていました。
最後に今回受講した小学生の皆さんは「米粉博士」の称号の賞状を受け取りました。

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