(4)仁愛郷訪問
地震で甚大な被害を受けたとして日本でも報道された廬山温泉のある地域は、「霧社事件」でも知られており、多くの「原住民」村が存在している。この仁愛郷は台中から車で約2時間程度のところにある。そこで、Bagan-Narweeさん(いただいたカードによると、漢譯は巴淦那威、漢名は張胡愛妹となっている)のお話を聞くことができた。日本統治時代に日本語教育を受けた76歳の彼女は今なお、伝統的な機織りを続けていた。 「原住民」村の状況、伝統的な「権利」と法制度との相克、「保護」と「権利主体」などの問題について今後、具体的な事例をふまえて研究していくことが求められる。