マイノリティ研究センター最終報告書
『多元的世界における「他者」』(上・下)の発行
本書『多元的世界における「他者」:Others in the Multiplicity』は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(研究拠点を形成する研究、2008年度~2012年度)に採択されたプロジェクト「マイノリティと法─21世紀における『国家と社会』のパースペクティブ」実施のために設立されたマイノリティ研究センターの研究最終成果論文集である。本書では、本研究プロジェクトの研究班構成に対応する3部構成をとった。すなわち、「第Ⅰ部 国際関係」(「国際関係とマイノリティ」研究班)、「第Ⅱ部 国家」(国家形成とマイノリティ研究班)、「第Ⅲ部 市民社会」(市民権とマイノリティ研究班)である。
本研究の目的は、マイノリティを手がかりとして多様な市民(グローバル市民)が構想する国家と社会像を解明することであった。同プロジェクトの集大成である本書は、今後のマイノリティ研究の前進に大きな一石を投じるものと確信している。研究者・実務家を問わずご一読いただければ幸いである。
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