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ゼミ紹介(Research FOCUS)岡田ゼミ

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Okada Seminar 「情報メディアの変化、日常生活との関わり。」岡田朋之教授 【岡田教授のモットー】「まず結論を示せ。」 サッカーというのはゴールを目指すことこそが大事。研究も同じで、サッカーでパスをつなぐように、何か調べていけば結論が見えてくるというものではない。まず明確な目標を見定めることが必要です。

身近なものから、メディアの発展をいかに気づかせてあげられるか。

インターネットや携帯電話、テレビ等、情報メディアが日進月歩で進化しています。
私のゼミでは、これらメディアの変貌が、私たちの日常生活にどのように関わっているのか、どのような変化をもたらすのかを研究しています。経済への影響などのマクロ的な部分をクローズアップしがちですが、学生同士のコミュニケーションや、家族との生活、遊びなど身近な所にメディアの変化がもたらす重要な要素が隠れているのではと考えています。

また、文化や社会意識とどう結びついているのかを研究しています。
インターネットの出現は、この時代のエポックメーキングな出来事であったことは事実ですが、ずっと昔にもグーテンベルグの発明や、写真や映画の出現によって、社会は大きく変化してきています。 鉄道の出現も、「距離」と「時間」という社会概念を大きく変化させたと言う意味では、単に新しい交通手段が生まれたという事実以上の影響があったと考えられています。現代の情報メディアは、「距離」と「時間」の概念への影響と、新しいメディアそのものの出現という意味で、私たちの文化や社会のあり方に大きな影響を与えています。

他大学の方々との交流も意欲的に取り組んでいます。

他大学の方々との交流も意欲的に取り組んでいます。
2005年の愛知万博の際には「メディアイベントとしての愛知万博」というテーマでグループ別に共同研究を行いました。研究テーマは学生各自でグループごとに分担し、インタビュー調査などもおこないました。アンケートのように紙を渡して記入してもらうのではなく、直接インタビューをすることで、そこに学生と一般の方との間にリアルなインタラクティブ性が生まれるということを重視しています。
インタビューをしていきながら、人とのコミュニケーションの中で、自分の考え方を成長、変化させながら、研究を進めることができるという期待があるからです。
実際に、何十人もの人にインタビューをしていく中で、それまで持っていたメディアへの考えを見直している学生も出ていました。また、他の大学の学生と意見交換もできたので非常に良い体験になったはずです。

他大学との交流だけでなく、さまざまな現場で働いておられるスペシャリストの方と話す機会もできるだけ多く持てるよう心がけています。
先日も、東京のドコモ本社でユビキタスの部長にレクチャーしていただき、学生たちには良い刺激になったのではと思います。夜は、総合情報学部卒業後、東京で働いている先輩との交流会を行い、充実した時間を過ごすことができました。

students' COMMENTS

実際に足を運んでのフィールドワーク。みんなで先生を引っ張り回しています。

3年次生は各グループに分かれ研究テーマに取り組んでいます。例えば、自分の子供の服に何万円ものお金を費やしている若い親御さんを、同じような年代の子供を持つ親御さんたちはどう感じているのか。
フィールドワークでは、実際に街に出て、直接声をかけてお話を伺います。さまざまな年代の方の話しを聞くことで、年代によっての意識の変化を感じることができましたし、とても興味深い体験ができましたね。

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他にも、「大阪」を感じるのはどういう時か、というテーマで、道頓堀の看板を研究したり、大阪の商いを「儲かってまっか」「ボチボチでんなぁ」という大阪独特のコミュニケーション文化から探ってみたりなど、それぞれのグループが自分たちで決めたテーマに取り組みました。 岡田先生もフィールドワークに来て調査の方法などをアドバイスしてくださいますが、グループによって活動場所が違うので、岡田先生はあちらこちらに動き回らないといけないので、見ていてちょっと気の毒ですね。普段でもわからないことがあると、みんなメールで相談していますので、それもかなり大変かと...。いえいえ、これからも頼れる先生でいてくださいね、岡田先生!

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長期休暇の間に必ず一回はゼミの合宿があります。

岡田ゼミを選んだ理由は、先生の研究テーマに興味を持ったことはもちろんですが、ゼミ合宿やイベントが充実していて楽しそう、という理由で選んだゼミ生も多いと思います。ゼミ合宿に関してはかなり多いと思いますよ。長期休暇の間に必ず1回は合宿がありますし、そのほとんどが1泊2日の泊まりがけです。
2007年度は東京のドコモ本社へ行き、第一線で活躍されている現場の方から直接お話しをうかがったり、仕事風景も見学させて頂きました。
その日の夜には東京で働いているゼミの先輩との懇親会があり、就職活動の体験話やアドバイスを聞けました。東京での就職活動の話は大阪に住んでいるとなかなか聞くことができないので、とても参考になりましたね。就職活動が始まる私たちのことを考えて、先輩との懇親会をセッティングしてくださったのだと思います。

行き詰った時はメールで先生に相談したりします。

岡田先生は、先生らしくないというか...とても先生らしいんですけど、先生というと「堅い・地味」という印象を持ちがちだと思うんですが、この先生に限ってはキッパリ「個性的」といえます。ゼミの雰囲気も個性的で、よい意味で「自由な集団」だと思っています。先輩後輩もとても仲がよいですし、とても過ごしやすいゼミですよ。 ゼミの懇親会では、先生も一緒になって盛り上がりますから、先生の意外な一面が見られるかも知れません。一緒に楽しく勉強しませんか?