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SOJOマガジン No.02 ボランティア

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SOJOマガジン No.02「ボランティア」

きっかけは学内でのボランティアスタッフ募集

みなさんはボランティアにどんなイメージを持っていますか?「立派なことだけど大変そう」「興味はあるけどどうしたらいいのかわからない」そんな風に思う人が多いのではないでしょうか。僕自身ずっと興味はあったものの、きっかけが掴めずになかなか具体的な行動に移せずにいました。そんな僕が実際に活動を始めたきっかけは、大学のボランティアセンターに所属する学生団体主催のエイズキャンペーンのスタッフ募集でした。4年生になり時間に余裕ができたこともあって、良い経験ができればいいなとの軽い気持ちから始めました。

自分でも驚くほど活動に没頭しています!!

エイズキャンペーンはいろいろな展示物を使って、関大生に向けてエイズや性感染症に対する理解を深めてもらうキャンペーン。実際に参加するまでは、見知らぬ人に話しかけたり説明したりするなんて自分にできるだろうかとの不安がありましたが、いざキャンペーンが始まると驚くほど積極的な自分がいました。僕と同じようにスタッフ募集を見て始めて参加した人に、ずっと前から活動している人と思われるほどの動きをしていたくらいですから、かなり活動的に参加していたのだと思います。初めての環境でそれほどの行動ができるという新たな自分の一面を発見できました。
キャンペーンの参加者は決して多くはありませんでしたが、キャンペーンに参加してくれた人が書いてくれたメッセージや感想を見て、“伝えたい”と思う気持ちが大切なことを学びました。参加者に少しでも何かを感じてもらえるきっかけになった事や、多くの人とコミュニケーションを取れたことは、このキャンペーンに参加して良かったなと思えたことでした。これをきっかけに、今では学内外でさまざまなボランティア活動に参加しています。もっとはやく始めればよかったと思っている程です。

活動を通じて成長を実感!

僕の所属する団体ではエイズキャンペーンのような啓発イベントの他に、大学図書館の本の落書き消しや淀川河川敷のゴミ拾い活動を定期的に行っています。こうしたイベントや企画は、メンバーによるミーティングで決定していきます。メンバーは学年や経験も違えば、考えるアプローチもさまざまですから、議論が白熱することもあります。それでも意見交換を重ねてひとつの目的に向けてよりよい方法を探っていきます。そんなやりとりを通じて完成した企画に多くの人が参加してくれたときの達成感は、言葉で言い表すことが難しいくらいの気持ちよさです。
個人としては動物愛護団体や学童保育のボランティアに参加しました。さまざまな価値観に触れ視野が広がったこともボランティアをしてよかったと思うところです。その中でも、プロとして活動する方のひとつのことを追及する姿勢や信念は強く印象に残っています。

はじめの一歩を踏みだそう!

ボランティアは敷居が高いと感じる人が多いようですが、そんなことはありません。初めて参加した学生からは、「やってよかった」「またぜひ参加したい」という声をよく耳にします。そのような人たちが増えるように、今後はもっと多くの人たちにボランティアを身近なものに感じてもらいたいなと思っています。
もし興味はあるのに迷っているなら、一度参加してみてはどうでしょうか?ボランティア活動は決して特別な事ではありません。何かしたいという気持ちさえあれば誰でも参加できる活動です。はじめの一歩を踏み出し、自分の知らない世界に飛び込み、新たな自分を発見するきっかけを作ってみませんか?

(2008年度掲載)

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