環境都市工学部

構造、人間心理、美的感覚をバランスよく学び、より良い住環境・都市空間の創造に取り組む。 構造、人間心理、美的感覚をバランスよく学び、より良い住環境・都市空間の創造に取り組む。

建築学は、私たちが最も身近な環境としての建物を対象としている学問であり、技術的な側面に限らず、社会的・文化的側面にも広がる領域を含んでいます。そこで本学科では、「災害に耐える建物の構造体としてのありかた」「都市や建物で快適に過ごすための環境」「建物が住む人に与える身体的・心理的問題」など、建築の専門知識はもちろん、人間心理や自然現象といった理系、文系分野の知識をバランスよく身につけることができるカリキュラムを用意し、これからの時代が求める、自然環境と共生し、豊かな生活を営むことができる空間をつくりあげる能力を育てます。

学びのスタイル

建築学科
2021年3月卒業
福島 宏佳

研究テーマ

絵巻物にみる前近代の屛風と几帳

絵巻物に描かれた屛障具と登場する人物から、中世の人々の暮らしや文化を明らかにする。 絵巻物に描かれた屛障具と登場する人物から、中世の人々の暮らしや文化を明らかにする。

平安時代の貴族社会を描いた絵巻物を見ると、大きな室内空間を屛風や衝立、几帳といった屛障具で間仕切っていることが見て取れます。しかし、時代が進むにつれて住宅様式の主流が寝殿造から書院造へと転回する中で、几帳は姿を消していきました。その一方で屛風は屋内装飾として残り、現代でも披露宴で金の屛風が使われています。こうした屛障具の歴史を学んだことで、古代や中世の人々が屛障具をどのような用途で、どのように使い分けていたのかを知りたいと思い、絵巻物を史料として研究しています。何枚もの絵を調べていくうちに、几帳は女性とともに描かれることが多いと気付き、当時の女性に顔を隠す文化があったのではと推測するようになりました。登場する人の身分や男女の違いによって、使われる屛障具が異なる点に注目して研究を続ける中で、一枚の絵から読み取れる情報が増えてきたと実感しています。

従来の解釈にとらわれず、自分の視点から調べることが大切です。

「建築や都市がどのように生まれ、変化し、あるいは変化しなかったのか」を、その背景や要因にまで遡って検証し、実態を解き明かすことが建築史研究の目的です。日本の絵巻物は、私たちの祖先が暮らした住空間や生活文化を具体的に知るには格好の史料です。今までの学説に左右されず、福島さんの視点で細部まで調べることで、新たな発見も期待できると思います。

建築学科 藤田 勝也 教授

学びのキーワード

【空間デザイン】
【建築構造】
【住環境】

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取得できる資格

所定単位を修得すると資格を取得できるもの

高等学校教諭一種免許状〔工業〕、司書、司書教諭、学芸員

卒業時に受験資格が得られるもの

甲種消防設備士

所定単位を修得すると受験資格が得られるもの

一級建築士
二級建築士
木造建築士

一定の実務経験を積むと受験資格が得られるもの

建築施工管理技士
土木施工管理技士
造園施工管理技士
コンクリート診断士(講習を受講することが必要)

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