株式会社大林組
2017年3月 環境都市工学部
建築学科 卒業
小林 凌
新築工事事務所で、現場監督として工事の品質や工程・安全などの現場管理を行っています。この業務の魅力は、1分の1スケールで建物づくりの最前線に関わり、自分の担当した建物がその街に残り、実際に利用する人たちの姿を見られることです。シンボル建物に携わることで、その街の活性化に貢献できていると感じます。この仕事を選んだきっかけは、就職活動中のインターンシップで大林組の工事現場を見学した際に、そこで働く人たちが楽しそうに、かつ熱心にものづくりに向き合っている姿を見たからです。建物を設計するよりも、工事現場というものづくりの最前線で働きたいと思うようになりました。最終的には、現場所長として多くの作業員の方を引っ張っていく存在をめざします。
現在の仕事に生きている学科の学び
1級建築士の取得に向けた勉強や、実際の現場業務で行う構造計算などに、建築構造の知識が役立っています。また、CADの知識は必須だと感じます。
神戸市役所
2019年3月 環境都市工学部
建築学科 卒業
鈴木 陽子
学んだ知識を生かして出身地である神戸に関わる仕事がしたいと思い、建築技術職員として市役所に入庁しました。現在は神戸の都心部である三宮周辺地区の再整備を行う部署に所属し、駅前広場とその活用に関する業務を担当しています。民間事業者や市民の方々と共に神戸の玄関口にふさわしい駅前のあり方を考え、実現に向けたルール作りなどソフト面の事業に取り組んでいます。神戸市は28年前に震災を経験し、これまで復興復旧に全力を注いできたため、都心部の再整備に手を付けられない時間が続いていました。近年になり大きな再整備に向けて動き出し、大規模なプロジェクトに携われることにやりがいを感じています。さらに多様な分野の実務を重ね、知識、経験に富んだ建築技術職員をめざします。
現在の仕事に生きている学科の学び
検討事項を組織内で共有するため資料作成の機会が多く、在学中の課題や研究発表で身に付けた、分かりやすく伝える資料づくりが仕事に役立っています。
髙松建設株式会社
2020年3月 環境都市工学部
建築学科 卒業
大久保 凌
たくさんの協力業者とチームを組んで1つの建物を造り上げていくことにひかれ、大学で学んだ知識を生かすならこれだと思い、今の仕事に就きました。現在は現場監督として、建設の工期や品質、環境、予算の管理を行っています。また職人さんが安全に作業できるように巡回したり、定められた品質が保たれているかを記録したり、次の作業のために材料の手配などを行うことにも携わっています。大きな責任が伴う仕事ですが、その分やりがいも大きく、竣工した時の達成感は何ものにも代えがたいです。日々現場の状況が変わっていくため、毎日新しい発見があることも魅力の1つです。今後は資格取得を目標に、仕事と勉強を両立させながら取り組んでいきたいと考えています。
大鉄工業株式会社
2018年3月 環境都市工学部
建築学科 卒業
井上 綾斗
自分の仕事の結果が建物として形に残る点に魅力を感じ、建設会社に入社しました。現在は市営住宅の新築工事の現場で、施工管理を担当しています。協力会社と打ち合わせを行いながら、工事計画の策定、予算管理、安全管理、品質管理、作業員の手配などを行うのが主な仕事です。施工管理者は多くの工程の業者をまとめる存在であり、状況に応じて適切な指示を出す必要があります。今後も業務経験を重ね、自分の判断で工事を進められる、責任感をもったリーダーになることが目標です。大学では建築や土木の専門知識とともに、一般教養などさまざまな分野について興味をもち、視野を広げることをお勧めします。サークル活動などにも積極的に参加して、思い残すことのない学生生活を送ってください。
株式会社遠藤克彦建築研究所
2018年3月 環境都市工学部
建築学科 卒業
畑崎 萌笑
まちづくりから空間づくりまで幅広く携わることができることから、現在の会社を志望しました。現在は四国の庁舎案件を担当しており、ワークショップなどを通して実際に使う方の声をうかがい、地域の方とのコミュニケーションを基盤にした設計業務を進めています。在学中から「ひとの為の場所」を発想の原点として、建築以外の分野も関連づけて形を考えるようにしてきました。実際に、その場所を使う人は建築業界の人ではないことの方が多く、設計する立場として、社会のさまざまな動きや分野を知っておくことが重要だと考え、在学中も音楽や脚本等を通して視野を広げました。皆さんも興味のあることを大学でたくさん経験して、自分らしい考え方を確立してもらえればと思います。