博士課程前期課程
環境都市工学専攻
環境都市工学専攻では「まちづくり」をコンセプトとしています。そして地域の伝統や産業が今日の生活のなかで機能できるようなスタイルを提案することによってまちの活性化をもたらすことに貢献しようと考えています。社会のなかで互いに密接に関連する人間的、精神的な要素を取り入れたソフトの分野を参画させながら、エネルギー・環境問題の解決を含めたまちづくりや地域活性化のための工学的なハード面をデザインし、それを推進、実現させます。この考えに基づいて、優れた理論的・実験的素養をもちフロンティアとしての幅広い視野をもった研究者、技術者を育成することをめざしています。これまでのサイエンス志向から実践的な「まちづくり」に取り組む姿勢を明確にするとともに、創造力の涵養に力を入れ、関連する構成要素を統合してより優れた高度な知識を身につけ、かつデザイン力をも養います。
博士課程後期課程
総合理工学専攻
前期課程の各専門領域を担当する分野で研鑚を積み、さらに研究者への道を歩みたいと考える学生は、後期課程における総合理工学専攻に進学することになります。後期課程では前期課程のような分野に縛られない、総合的な研究指導体制をとっています。これによって、学生は主たる指導教員の指導のもとに、分野を越えて専門の異なる複数の教員の指導を受けることが可能になり、広い視野に立った斬新な研究が活性化されます。後期課程において行った研究の成果をもとに博士論文をまとめ、審査を受けて学位を取得できます。この後期課程は、学内の先端科学技術推進機構との連携はもちろん、国内の他研究機関や海外の大学との連携・交流を強化拡大し、多面的な研究教育を実践する方針をもっています。在学生は自身の研究を通じてこれらの活動に貢献することになり、さらにそれによって広い学識と国際的視野をもつ専門研究者への道を歩むことができます。