関西大学 人間健康学部

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スポーツ(体育)と福祉の融合による新たな学問領域の創造

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私は小学校から剣道をはじめ、中学、高校時代は剣道に明け暮れる毎日を送っていました。日本一になりたくて故郷の新潟を離れ、大阪の高校に進学しました。残念ながら日本一になることはできませんでしたが、厳しい稽古や寮生活は、その後の人生の礎になっています。

 

昨年4月に関西大学に赴任するまでは、おもに介護福祉士、幼稚園教諭や保育士の養成に従事してきました。また、地域住民とともにレクリエーション運動の普及、推進およびボランティア活動にも精力的に取り組んできました。

 

現在はレクリエーションに関する授業を担当しています。授業中、これまでの経験や体験から、福祉、介護またはボランティアに関する話をよくするためか、私のことを「福祉と健康コース」に所属する教員と思う学生がいるほどです(実際は「スポーツと健康コース」に所属しています)。

 

一方、介護福祉士養成に従事していた際、介護職員の「体がきつい」「腰が痛い」という現場の声をきっかけに「介護労働者の生体負担に関する研究」に着手しました。現在も特別養護老人ホームに勤務する介護職員、ホームヘルパーまたは在宅介護者等を対象として、大学、大学院時代に専攻した運動生理学の手法を用いて研究を行っています。

 

私のこれまでの教育や研究、活動を振り返ってみると、スポーツ(体育)と福祉や介護との関連が多いことに気づきます。スポーツ(体育)と福祉の融合により、健康支援や生活支援を総合的に実践できる専門性の高い人材養成を目指す人間健康学部の教育のねらいとマッチしているでは? と勝手に思いこんでいます。

 

スポーツ(体育)と福祉の融合による新たな学問領域の創造が人間健康学部の特色となるよう、今後も教育研究、そしてボランティア活動に邁進したいと考えています。