関西大学 人間健康学部

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「ペンギンも、甲子園も。」

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先日、北海道の旭山動物園にいってきました。雪の上を散歩するペンギンたちをぜひ見たかったのです。目の前をぺたぺた歩く姿はあまりにかわいくて大興奮でした。たまにおなかで滑ったりして、見物客など全く気にも留めない様子が本当に素敵です。園の方にお話をうかがうと、散歩への参加は本人たちの意思にまかせられているとのこと。その自由さがいいなと思います。とはいえ、キングペンギンは協調性が高いため、1羽が歩き出すとわれもわれもと続いて出てくるのだそうです。

 

 動物園に行ったのは本当に久しぶりだったのですが、そういえば、普段の生活であまり動物の姿を見かけていないことに気付きました。もちろん道を歩いていて隣にペンギンがいたらびっくりしますが、本来地球は人間だけの場所ではありません。つい我が物顔にふるまってしまいがちですが、いろいろな存在、立場を受け入れられる視野の広さと余裕を持っていたいものです。

 

旭山動物園ではもぐもぐタイムといって、動物たちのお食事風景を見ることができます。まず、アザラシのもぐもぐタイムへ。お魚が投げられると、ぶるんぶるんした体で近寄って丸呑みする姿に心なごみます。次に、ホッキョクグマの館へ。パネル展示されている生態の説明をみると、なんと、餌はアザラシという文字が・・。特にアザラシの赤ちゃんが好物だそうです。後でホッキョクグマのもぐもぐタイムを見に戻ってこようと言っていたのですが、もしやアザラシが投げ込まれるなんてことは?と、一瞬ちょっとドキドキしてしまいました。(もちろんそんな刺激的なことはなく、ホッキョクグマもお魚を食べていました。)でも、これが食物連鎖というか、現実ですよね。人間の説明があったら、それこそ、あらゆる動植物を食べる、となりそうです。

 

   それにしても、気持ちよかったのが一面の雪景色。さすが北海道。その白さ、見晴らしの良さに心洗われました。見晴らしがいいと言えば、甲子園。ちょうど今選抜大会の真っ最中ですが、甲子園球場は何度行っても心ときめきます。もちろんテレビもいいですが、その映像はカメラマンや編集の方々などすでに誰かによって選ばれた一場面です。ペンギンも甲子園もぜひ一度生で、自分で見るのをおすすめしたいです。